レッドブルの強み”トリック級のDRS”はしばらく安泰か。ライバルが追いつくには時間がかかる?

 

 今季前半戦を圧倒したレッドブル。マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがストレートでしばしば無敵となるのは、今季マシン『RB19』がDRSの面で際立ったアドバンテージを持っているからだ。 このアドバンテージは、予選で印象的なパフォーマンスを発揮し、レースでは両ドライバーが難なくライバルをオーバーテイクする上で役に立っている。 当初、あまりにそのアドバンテージが大きかったことから、何らかのトリックがあるのではないかと噂されたが、すぐにライバルたちはそのメカニズムを理解するようになった。 レッドブルのDRSシステムは、ルールのグレーゾーンをついたトリックではなく、レッドブルがマシン後部の空気抵抗のレベルをバランスをどのように調節しているかに関係しているというのが現実だ。 レッドブルは意図的にビームウイングよりもリヤウイングの空気抵抗を大きくしている。その分、DRSを作動した際の空気抵抗を削減する効果が大きくなるのだ。 こう書くと簡単に聞こえるが、ライバルたちがそれを真似るのは難しい。ディフューザーから十分な性能を引き出すことができていないからだ。リヤウイング下部に搭載されたビームウイングは、マシンのリヤエンドを安定させる上で貴重なツールであり、多くのダウンフォースを生み出す。その分空気抵抗も多くなるのだ。 …読み続ける

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