F1予選でのトラフィックを問題視するドライバーたち「シングルラップ制の復活が有効」とアロンソ
一部のF1ドライバーたちが、予選でのトラフィック問題の解決策として、2003年から数年にわたり採用されていたシングルラップ予選を導入することが有効であると発言した。
モナコのモンテカルロ市街地コースやオーストリアのレッドブルリンクなど一部のサーキットでは、特に全車が走行する予選Q1で激しいトラフィックが発生し、他車妨害の可能性も高まる。
2003年から2005年に使用されていたシングルラップ予選方式を経験した唯一の現役ドライバーであるフェルナンド・アロンソは、このシステムの再導入にはメリットがあると考えている。
「全長が短いサーキットでは必ずこの話題が出る。改善するためにいくつかの選択肢があると思う」とアロンソは語った。
「ひとつは、過去に採用されていたシングルラップ予選を導入することだ。僕としては、それが理想的だと思う。コース上に1台しか走行しないので、1周はそのマシンがテレビに映り続ける。すべてのマシンのスポンサーにとって良いことだ」
「一方で、予選中に天候が変化した場合にはちょっとしたドラマが生まれる。ポールポジションに、いつもとは違うマシン、いつもとは違う名前が見られることになるかもしれない。そういう意味で、僕にとっては好ましい選択肢だ」
カルロス・サインツもシングルラップ予選に対して前向きな発言をしている。
「フェルナンドが言うように、シングルラップ予選は実験する価値があるかもしれない。スプリント制の週末に、うまくいくかどうか試してみるのもいいかもしれないね」
「僕個人としては、そのフォーマットには大賛成だ。突然コース全体を独占し、1周しか走れないというプレッシャーを感じることになる。そういうフィーリングが好きなんだ」
「僕たちにとって、スポンサーにとって、全員にとって、とても良いことだと思う。ただ、テレビ中継として見ると、少し退屈になるかもしれないね」
モナコGPの週末に、サインツは、トラフィックを避けるために、20台をふたつのグループに分けて予選を行うという提案も行っていた。
「Q1の状況がひどすぎる。マシンの幅が広いこともあり、危険すぎると思う。予選で10台ずつに分けるような方法を見つけるべきだ」
「(グループ分けは)1チーム1台ずつにするとかね。そうすればQ1で見られたような混乱を収拾できるはずだよ」
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