ザントフォールトの自治体と地元のタクシー運転手らが協議。F1オランダGP期間中の営業をめぐり、妨害も辞さない構え
オランダのザントフォールトの自治体は、地元のタクシー運転手らと協議中だと述べている。タクシー運転手らは営業を制限されため、封鎖抗議活動を行ってF1オランダGPのレースウイークを妨害すると脅迫している。
オランダのウェブサイト『Racingnews365』によると、1日10万人以上のファンが訪れると予想されるサーキットへのアクセス規制が、約150名のタクシー運転手に科される可能性があるという。サーキット外の指定ゾーンにアクセスするには適切な認定証が必要だが、“タクシーパス”の割り当てと配布は数が限られている。ザントフォールト当局の代表ウォルター・サンズによると、この規制は昨年タクシーが立入禁止区域に不法に侵入し、主催者側に大混乱をもたらしたために設けられたという。
「過去2回のイベントで、彼らはザントフォールトにアクセスできなかったが、昨年はタクシーが不法に通行券を取得して勝手に村に入り、サービスを提供した」とサンズは語った。
「このことは多くの不便を引き起こし、我々の交通計画に問題を起こした。我々は2年間この規則を施行しているが、今年も規則を維持し、それに基づいて行動するつもりであることを明らかにしたということだ」
「許可を受けたタクシーは通行チケットを受け取っているため、認識することができる」
しかしタクシー運転手らは規制に反発し、抗議行動やさらには封鎖まで行うと自治体を脅迫している。ザントフォールトは、オランダGPで起こり得る混乱にどう対処するか、現在地元警察当局と協議を行っている。
ザントフォールトの広報担当者は、「彼らは今では封鎖を行うと言っている。そうすると他のデモと同じような状況が起きる。オランダでは抗議活動やデモを行うことができるので、他の活動と同じように対応が行われるだろう」と語った。
「警察など、公的秩序と治安に関わる人々と協議を行っている。そしてこのようなデモにどのように対応するか、検討していく」
「我々は(入場券などの)ルールがある理由をさらに説明した。昨年の評価報告書から、違法なタクシー通行証明書による迷惑行為がひどかったことがわかっている」
「我々が現在行っているのは、抗議活動とデモについての話し合いだ」
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