ローソン、カタールGP出場決定「F1の後にはスーパーフォーミュラ最終戦の準備に集中」リカルドの復帰戦はアメリカか
スクーデリア・アルファタウリは、10月6~8日に開催されるF1第18戦カタールGPでも引き続き、レギュラードライバーのダニエル・リカルドの代わりに、リアム・ローソンが出場することを明らかにした。
リカルドは、8月末のオランダGP金曜FP2でクラッシュし、左手の中手骨を骨折。それ以来、リザーブドライバーのローソンが代役を務めている。前戦日本GP後、リカルドは、今週初めにシミュレーター作業を行い、骨折した左手の回復状況を見極め、復帰の時期を探る予定であると述べていた。
10月4日、アルファタウリは、カタールGPの週末のインタビュースケジュールを公表するなかで、角田裕毅とともにリアム・ローソンが参加することを明らかにした。
『BBC』に対し、チームのスポークスパーソンは、リカルドを万全のコンディションで復帰させるため、もう少し時間を与えたいとして、リカルドはカタールの次のアメリカGPで戻って来ることになるかもしれないと述べたという。
「さまざまな要因の組み合わせで決まることだが、理由もなくリスクを冒すのは意味がない」とスポークスパーソンは、リカルドがカタールで復帰しない理由について語った。
ローソンは、10月27~29日のメキシコGPの週末には、鈴鹿でのスーパーフォーミュラ最終戦(第8戦&第9戦)に出場する予定であると示唆している。TEAM MUGENから参戦するローソンは、残り2戦の段階で、ドライバーズランキングで首位の宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)と8点差のランキング2位につけている。
「日本GPの週末、僕が来年リザーブドライバーの役割に戻るというニュースが発表された」とローソン。
「僕の目標はF1にフルタイムで出場することなので、残念ではあるけれど、その目標に変わりはない。今は、将来その目標を確実に実現させるために、努力することが重要だ」
「自分のポテンシャルを披露するチャンスを今も手にしているので、それを最大限に生かしていきたい。この期間が続く限りは、それに集中し、F1から離れたら、メキシコGPの週末に行われる鈴鹿でのスーパーフォーミュラ最終戦の準備に焦点を合わせるつもりだ」
「マシンに戻るために全く異なる調整が必要になるけれど、日本GPの週末に鈴鹿で多くの周回を走ったことは、間違いなく役に立つ」
ローソンにとって今年最後のグランプリになるかもしれないカタールGPは、スプリントフォーマットで実施される。スプリント制ではフリープラクティスが1回しかないため、ロサイル・インターナショナル・サーキットを初めて走るローソンは、非常に厳しい週末になると予想している。
「スプリントウイークエンドであることが、僕にとって特に状況を難しくする。僕はカタールで走ったことがないからだ」とローソン。
「先週末にシミュレーターでカタールのコースを走った。かなり高速で、ユニークなサーキットだ。こういうサーキットはあまり見たことがない。低速コーナーはひとつしかなく、残りは4速、5速、6速、7速だけを使うので、走るのが楽しいと思う」
「フリープラクティスセッションが1回しかなく、ドライバーはそのなかで、改善すべき点を把握しなければならない。夜には気温が大幅に下がり、スピードがより速くなる。その時に、マシンからすべての力を引き出すためにはどうすべきかを正確に知る必要があるので、今までのレースよりも厳しいものになると予想している」
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