リカルド予選4番手。2021年以来の好結果を達成「決してまぐれじゃない。決勝でもこの位置を守りたい」/F1第20戦
2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)の土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのダニエル・リカルドは4番手を獲得した。リカルドのタイムは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムと0.216秒差、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の予選3番手タイムとは0.119秒差だった。
予選4番手は、チームにとって今季ここまででベストの成績。前回予選トップ4に入ったのは、2021年第20戦カタールGPで、この時、ピエール・ガスリーが4番手タイムを記録した。リカルド自身にとっては、2021年第12戦ベルギーGP(マクラーレン在籍時)以来の予選トップ4だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、予選Q1とQ2で角田裕毅がリカルドにトウ(スリップストリーム)を与えたことで、スムーズにQ3に進み、良い状況で戦うことができたと述べるとともに、リカルド自身とマシンのパフォーマンスについても称賛した。
「ダニエルとAT04は、今日、飛ぶように走った。彼はタイムシートの上位に位置するタイムをコンスタントに出し続けたのだ」
「Q3最後のランで、路面コンディションがわずかに変化し、(リカルドを含め)多数のチームがタイムを更新することができなかった。それでもダニエルの最初のラップは、明日のグリッド4番手を確保するのに十分な速さを持ったものだった。セクター3ではパープル(全体で最速)を記録し、(3番手の)マックスとの差はわずか0.1秒だった」
■ダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 9番手(1分18秒499:ソフトタイヤ/15周)
予選 4番手(Q1=3番手1分18秒341:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分17秒706:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分17秒382:ソフトタイヤ)
この結果にとても喜んでいる。4番手というのは、トップ10内として事前に予想していた順位よりも少し上だからね。それでも週末の初めからペースが良かったのは確かだ。
オースティンの後、メキシコは通常の週末なので、セットアップに関していくつか試すことができると分かっていた。少し違うマシンからスタートして、僕が求めていた方向へと近づけていった。昨日しっかり取り組むことができたのでよかったよ。
マシンを信頼して乗ることができたし、すでにトップ10に入る力があるマシンに仕上がっており、時折セクタータイムの最速も出していた。予選前の段階で、Q3に進めるかどうかではなく、予選でどれだけ上位まで行けるかということを考えるようになった。
裕毅はQ1とQ2でスリップストリームを与えてくれて、大きな協力をしてくれた。それによって、次に進む上で0.1秒か0.2秒のタイム向上を得ることができたんだ。
その後、Q3では純粋なペースで戦った。それを見ると、僕たちにはそれだけのペースがあったのだと分かる。僕が頭のなかで思い描いていたラップでは、7番手か最高で6番手だった。4番手というのはすごいことだよ。チームにとって素晴らしい瞬間だから、皆で楽しみたい。トップ10のこれほど上位に入れることはあまりないから、あと1時間はこの結果を楽しみたいという気持ちがある。
とはいえ、ポイントが与えられるのは明日だ。大量にポイントを稼ぐチャンスがあると思う。仕事の半分は成し遂げた。明日は、ターン1までが長いので、冷静に良いラインを選択して、積極的に戦うよ。
(予選後の会見で語り)僕たちにはこの結果を出せる純粋なペースがあった。決してまぐれじゃないんだ。決勝で4番手かそのあたりの順位をつかめればうれしいね。
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