F1サンパウロGPのスプリントレースは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンがスタート直後のターン1でランド・ノリス（マクラーレン）をかわした後、ほぼ全車が温度管理に苦慮した。　中でもフェラーリは、最もそれに苦しんだチームのひとつだ。シャルル・ルクレールは、7番グリッドから5位まで順位を上げ、チームメイトのカルロス・サインツJr.はひとつポジションを上げて8位となった。しかしどちらも、マシン冷却のため厳しいリフト＆コースト（早めにアクセルオフし、滑走すること）を要求されていたという。　サインツJr.は、これまで経験した中でも最も多くのリフト＆コーストを行ない、マネジメントを行なわなければならなかったと語った。「僕たちは可能な限り最悪の（タイヤ）セットを使い、良いものは（日曜日の決勝のために）取っておいた。それが助けになることを願っている」「でも、リフト＆コーストを繰り返さなければならないのであれば、あまりプラスにはならないだろう。僕たちのマシンの温度はとてもトリッキーだったんだ。僕たちはシンプルに、プッシュできなかったんだ」 …読み続ける