”グリーン・レッドブル”、マシンパフォーマンスは良好? ベッテル「正しい方向に進んでいる」

 

 アップデートされたマシン”AMR22”がレッドブルのRB18に酷似しているとして、”グリーン・レッドブル”とも揶揄されているアストンマーチン。レッドブルからは、知的財産が流出したのではないかとして、懸念の声が上がっている。
 しかしそのパフォーマンスは好調。アストンマーチンはここまで合計6ポイントしか獲得できていないが、このスペインGPの初日FP2では、セバスチャン・ベッテルが8番手とトップ10入りを果たし、チームメイトのランス・ストロールはFP1で12番手、FP2で13番手と、まずまずの位置につけている。
 この結果についてベッテルは、ポジティブに感じているようだ。
「僕らは正しい方向に進んでいるように感じる。でも、これが僕らがこのマシンを走らせる最初の日であることを覚えておく必要がある」
 そうベッテルはコメントする。なおこのスペインGPの開催地となるカタルニア・サーキットは、シーズン開幕前にプレシーズンテストが行なわれた地でもある。しかし、アップデート前のマシンと比較するのは簡単ではないと、ベッテルは続ける。
「天候や路面状況が大きく異なるから、シーズン前のテストと多くの比較を行なうことはできない。そのため、学ぶことや理解すべきことはたくさんある」
「それでも、今日トップ10以内で終えることができたのはポジティブだ。今週末をどう過ごしていけるか、見てみよう。すぐに結果が出るとは期待していないけど、今後も進歩を続けていきたいと思う」
 チームメイトのストロールも、同じようにポジティブな1日だったと語った。
「ポジティブな初日だったよ。僕らは進歩を続けているけど、当然ながらスペアパーツが少し不足しているから、今日は少し慎重に走った」
「今日は正しい方向への一歩を踏み出したように感じるけど、僕らはもっと多くのことを求めている。1周アタックでのフィーリングはとても良い。でも、もっとカーバランスは探し求めなきゃいけない」
「今夜はデータを調査して、予選までの間にどこを改善できるかを確認したい」
 
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