FP1でルーキーふたりが走行。ビップスは「マシンのフィーリングを直接感じることが仕事に役立つ」と満足/F1第6戦金曜
2022年F1第6戦スペインGPでは、ウイリアムズからニック・デ・フリースが、レッドブルからユーリ・ビップスがフリー走行1回目に参加した。
今年のF1の競技規則では、各チームはルーキードライバーをFP1で2回起用しなければならないと定められている。今回デ・フリースはアレクサンダー・アルボンのマシンをドライブし、ビップスはセルジオ・ペレスに代わっての出走となった。
FP1を18番手で終えたデ・フリースは、走行前には緊張していたものの、マシンに乗った後は自分の仕事に集中できたと振り返った。
「FP1を前にしてとても緊張していたことを認めるよ! 僕はF1から離れてレースやチャンピオンシップを戦っているけれど、F1デビューは唯一無二で特別なものだから、この機会にとても感謝している」
「でもマシンに乗り込んでエンジンをかけると、周りのことは忘れて、マシンのなかでひとりになる。緊張は消えて、自分仕事に集中できる」
「マシンもタイヤも何もかもが初めてで(マシンに)乗るのは簡単なことではなかったけれど、適応するための時間はあったし、自分のパフォーマンスには非常に満足している」
「僕はいつも自分自身に批判的だから、やれることはもっとあったと思う。だけどウイリアムズでの最初の経験には満足していて、ポジティブに捉えている」
一方ビップスは、アタックラップを行う予定がなかったためタイムは20番手に終わったが、マシンのフィーリングを直接感じることが自分の仕事に役立つのだと語った。
「今日の経験は素晴らしいものだった。グランプリの週末にドライブできるなんて、信じられないような瞬間だった。最初に(FP1への出走が)発表された時、僕はカートを始めた時のことを考えていて、それはただの趣味だったけど、今やクルマに乗ろうとしているところだからね」
「忙しいセッションだった。エアロマッピングをたくさん行ったので、プッシュラップをする予定はなかった。F1が大変なのは、これらのセッションがとても忙しいからなんだとわかったよ」
「ドライビングについて学ぶことはたくさんある。チームと一緒にレースへ行くジュニアドライバーとして、ドライバーのフィードバックを聞けるし、クルマのフィーリングはどうなのかというのを直接感じられるというのは、僕自身にも、そしてシミュレーターでの仕事にも役に立つことだ」
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