F1ドライバーの宝飾品禁止規則、猶予期間が延長に。モナコではハミルトンに処罰なし
競技中の宝飾品着用は禁止であるという昔からの規則を徹底したいFIAは、ルイス・ハミルトンに対し、モナコ前までにピアスを外すよう求めていた。しかしその期限は延長されたようだ。
モナコでハミルトンがピアスを外していなかった場合、何らかのペナルティを受けるのではないかという懸念が持たれていた。しかし前戦スペインGPの週末に、FIAはドライバー側とさらなる話し合いを行うことを決めたと『Sky Sports』が伝えた。
FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第3章第5条には、「ボディピアスや金属ネックチェーンの形の宝飾品類の着用は、競技中は禁止される。スタート前に検査される場合がある」と記されている。
この規則は長年あるものだが、今年の第3戦オーストラリアGPを前に、FIA F1レースディレクターがドライバーたちに対し、イベントノートを通して、改めて確認した。これは安全面の懸念からであるという。
この規則が最も問題になるとみられるハミルトンは、ピアスを外すつもりはなく、簡単に取り外すことができないものもあると主張した。その後、ハミルトンにはモナコまでの猶予が与えられた。
しかし、FIAは宝飾品着用を許す期限を6月末に定め、その間にドライバーたちとさらなる協議を行うことを決めた。つまり、第9戦カナダGPまでは免除措置が取られることになる。
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