ボッタス、F1モナコGPでも信頼性トラブルに泣くも「トップ10に入れない理由はない」と意気込む

 

 アルファロメオのバルテリ・ボッタスは、モナコGPのフリー走行1回目の1周目で、パワーユニット(PU)のMGU-Kにトラブルが発生。なんとかピットまで戻ってこれたものの、このトラブルによりピットレーンの制限速度も21.9km/h超過してしまった。ボッタスはタイム計測も周回数も稼げなかった上、1000ユーロ(約14万円)の罰金を科された。 
 FP1では同じフェラーリ製PUを搭載するハースのミック・シューマッハーにも同様のトラブルが発生していた。 
 ボッタスはFP1は走れなかったが、チームがMGU-Kとギヤボックスを交換し、フリー走行2回目では28周を周回し13番手でセッションを終えた。 
 ボッタスはここ4戦、フリー走行でトラブルやクラッシュに見舞われている。エミリア・ロマーニャGPでは金曜日の予選でエキゾーストが破損し出火。この修復作業のため、土曜日のFP2を欠場することとなった。 マイアミGPではFP1でクラッシュを喫し、続くFP2で出走できず。スペインGPのFP2ではPUトラブルが発生し、たった1周のタイム計測でセッションを終えた。 
 金曜日の走行でトラブルが多発していることから、ボッタスはチーム代表のフレデリック・バスールに対して、次のアゼルバイジャンGPでは金曜日の夜に現地入りするかもとジョークを飛ばした。 
「フレッド(バスールの愛称)には、僕はバクーでは金曜日の夜に来たほうが良いかもって伝えてあるよ」 
 フリー走行での続く不運に関してmotorsport.comから尋ねられたボッタスはそう答えた。 
「とどのつまり、これは不運で、MGU-Kは完全に別の問題なんだ。同じセッションで同じ問題がミックにも起こったと思うけど、FP2では起きなかった。スタッフが作業に当たっているだろうね。原因は分からないけどね」 
「だから僕らにできることはあまりないけど、これ以上多くのトラブルを抱える余裕はない。まだまだ長い、長いシーズンが続いていくし、どうなるか見てみよう」 
 ピットレーンでの速度超過について彼はこう続ける。 
「MGU-Kがまだ作動していて、スピード違反の罰金を取られた。リミッターはかかっていたけど、それ以上遅く走ることができなかった。ちょっと変なトラブルだね!」 

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