フェラーリ、F1モナコGP予選でのクラッシュを受けてサインツJr.のギヤボックスを交換

 

 フェラーリは、モナコGPの予選でクラッシュしたカルロス・サインツJr.のギヤボックスを決勝レースに向けて交換した。 
 サインツJr.は予選Q3の最終アタックで、ポルティエでクラッシュしていたセルジオ・ペレス(レッドブル)のマシンを視認できずにリヤから接触した。 
 フェラーリはそのクラッシュで受けたダメージを調査した結果、念のため、決勝レースを前にマシンのギヤボックスを交換することにしたと言う。 
「昨日のクラッシュの後、カルロスのマシンを調査した結果、衝撃の大きさを考慮して、念のためギヤボックスを交換することにした」とチームは発表した。 
「無論、リヤエンドでダメージを負ったパーツも交換した。これらの変更によるペナルティはない」 
 クラッシュの潜在的なダメージを恐れてのこの動きは、昨年のモナコGPでフェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジション獲得も、タイム計測後に喫したクラッシュのダメージが起因して決勝レースをスタートできなかったことを受けてのことだろう。 
 当時、フェラーリはクラッシュしたルクレールのマシンやギヤボックスに問題はないと判断し、マシンを1番グリッドに並べることを選択した。しかし、ダミーグリッドに向かうレコノサンスラップで左リヤのドライブシャフトにトラブルがあることが発覚。結果、ルクレールは決勝レースのスタートすら迎えることができなかった。 
 昨年までは1基のギヤボックスで6戦を戦う必要があったが、2022年からはパワーユニットと同じく使用基数制限に。今年は年間4基までのギヤボックスカセット&ケースの使用が許されている。 
 サインツJr.は今回ギヤボックスを一式交換したものの、規定数は越えていないためペナルティは科されない。それにより、サインツJr.は予選結果通りルクレールの横2番グリッドから決勝レースを迎える。 
 
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