転倒の中上貴晶、深刻な怪我は無し。巻き添えクラッシュのリンス共々さらなる検査で病院へ
MotoGP第9戦カタルニアGPの決勝レースで転倒した、LCRホンダの中上貴晶。怪我が心配されたが、深刻な負傷はないとチームが明かした。
中上は決勝レースを12番手からスタート。良い蹴り出しを見せて、ターン1に向けてポジションを上げてきていた。
しかしターン1で中上はフロントタイヤをロックさせて転倒してしまう。ここで彼は前を走るフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)のリヤタイヤに頭部が接触してしまい、バイザーが弾き飛ばされる様子がカメラに捉えられた。
結局この転倒では、バニャイヤとアレックス・リンス(スズキ)が巻き込まれる形で共にリタイアしている。
中上は転倒後、メディカルセンターへと移送され、病院でさらに検査を受けることになった。なお頭部をぶつけていた様子から怪我が心配されたが、チームは深刻な損傷はないと発表。ただ中上は右肩に痛みを感じていると報告している。
「中上貴晶はカタルニアGP序盤のクラッシュに関して、さらなるメディカルチェックを受けることになる。サーキットのメディカルセンターで検査を受け、現在カタルニア総合病院へ向かっている」
「頭部に深刻な負傷は見つかっていない。彼は右肩に痛みを感じているが、鎖骨に問題は見られていない」
なお転倒の巻き添えとなったリンスは、当初はピットへ戻っていたものの、左手首に痛みを訴えて自らメディカルセンターへと向かった。そして彼もその後、バルセロナ市内の病院へ向かっている。
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