ルクレール今季6回目のポール「明日は絶対にミスをしない。今度こそ速さを勝利につなげる」フェラーリ/F1第8戦
2022年F1アゼルバイジャンGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールはシーズン6回目のポールポジションを獲得、カルロス・サインツは4番手だった。
各車がQ3最初のアタックを終えた段階で、サインツが暫定トップに立った。しかしサインツは最後のアタックラップで自己ベストを更新することができず、4番手に沈んだ。ルクレールは2番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)に0.282秒、3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.347秒の差をつけて、キャリア15回目のポールポジションを獲得した。
なお、フェラーリがサインツのパワーユニットにシーズン4基目のエキゾーストシステムを入れたことが明らかになった。シーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 2番手(1分43秒240:ソフトタイヤ/19周)
予選 1番手(Q1=3番手1分42秒865:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分42秒046:ソフトタイヤ/:Q3=1番手1分41秒359:ソフトタイヤ)
ポールポジションを獲るといつだっていい気分になるものだが、今日のポールには特に満足している。予想していなかったからだ。ライバルたちは僕たちより強そうに見えた。特にQ1とQ2ではそうだったと思う。
でも、Q3最後のランですべてをうまくまとめることができた。これ以上タイムを縮める余地はなかったと思う。だからあのラップにはとても満足している。
レースが本当に楽しみだ。ストリートサーキットが大好きだからね。ウォールが近いなかで、限界ぎりぎりまでプッシュするのは特別な気分だよ。
タイヤマネジメントが鍵になるだろう。でもこれについては過去2戦でうまくやれていたので、楽観的に考えている。明日、しっかり仕事をやり遂げたい。
(『Sky Sports』から優勝のために必要なのは何かと聞かれ)スタートをうまく決めることと、ミスをしないことだ。ミスをすることなく、最近のレースでしてきたような仕事をする必要がある。
ペースはある。バルセロナでも、モナコでもペースはあった。でもバルセロナではああいうことが起きた(注:トップを快走中にパワーユニットのトラブルが発生してリタイア)。そしてモナコで僕たちはミスをした(注:トップを走るなかで戦略をうまく決められず4位に沈んだ)。こういったことから学習していく。
明日、すべてを完璧に進めれば、勝利をつかむことができるだろう。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 4番手(1分43秒596:ソフトタイヤ/19周)
予選 4番手(Q1=4番手1分42秒957:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分42秒088:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分41秒814:ソフトタイヤ)
こういう結果にはなったが、僕にとってとてもポジティブな一日だった。マシンの感触が向上し、より快適に限界までプッシュできるようになったんだ。
予選セッションを順調に進めていった。Q3最初のランが終わった段階では僕がトップだった。上位はとても僅差だったため、最後のアタックではリスクを冒さなければならないと分かっていた。それがうまくいくときもあれば、今日のように良い結果を逃してしまうこともある。
でもバクーは、他のサーキットほどは、スタートポジションが重要ではないし、明日は何が起こるか分からない。レースで順位を上げていき、強力な結果をつかむため、アタックしていくつもりだ。チームは今回も僕たちに最高のマシンを用意してくれた。ポールポジションを獲ったチームの皆、そしてシャルルにおめでとうと言いたい。
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