ハミルトン、新フロアをテストも効果なし「悪化する一方。それでも来年のために頑張り続ける」メルセデス/F1第9戦金曜
2022年F1カナダGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=8番手/2=13番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=6番手/2=7番手だった。
チームは「ドライバーはふたりともW13に一貫性がないと感じていた。パフォーマンスを追求するなかで、今日はモディファイしたフロア(注:大きなカットアウトを施したもの)で実験を行い、アップデート版のリヤのトラックロッドを使用した」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=8番手(1分15秒877:ソフトタイヤ/27周)/2=13番手(1分15秒421:ソフトタイヤ/25周)
たくさんの実験に取り組んだ、いつもどおりの金曜日だった。FP1では僕のマシンで新しいフロアを試したが、あまり効果がなかった。このマシンで何かを試しても、その多くがうまくいかないようだ。
FP2では2台に全く違うセットアップを施して実験し、どちらがうまくいき、どちらがうまくいかないのかを確認した。
改善のためにこのマシンで何を試しても、感触が悪くなる一方だが、それでもやり続けるしかない。それしかないんだ。
ここでは縁石にわずかでも触れるとマシンは飛んで行ってしまう。マシンは固いけれど、モントリオールでは縁石を使って走る必要がある。今年は今まで慣れ親しんだモントリオールとは違う。キャリアのなかで何度も走ってきたモントリオールとは全然違うと感じる。ここで走ったマシンのなかで、今日が最悪だったから、今夜のうちに堅実な進歩を遂げられることを願っている。
ウォールにぶつからないように必死に戦い、跳ね続けるマシンをコントロールしなければならない。つまり、常に緊張状態にあるんだ。車高を上げたけれど、大きな変化はなかった。
(走行後の会見で語り)このマシンに何を試してもうまくいかないから、FP2で僕とジョージとで全然違うセットアップを試した。彼の感想はまだ聞いていないけれど、僕の方は悲惨だった。何かをするたびに、マシンがどんどん悪くなる感じだが、努力し続けるしかない。これが今年のマシンなんだ。なんとか戦い抜き、来年に向けてもっと良いマシンを作るために頑張るだけだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=6番手(1分15秒822:ソフトタイヤ/29周)/2=7番手(1分14秒971:ソフトタイヤ/31周)
ここは昔ながらのサーキットで、走っていて楽しい。縁石を越えながら走るので、とてもチャレンジングなんだ。
僕らのパフォーマンスは望んでいたレベルには達しなかった。トップの2チームに対してペースがはるかに遅く、さらにフェルナンド(・アロンソ/アルピーヌ)とセブ(セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン)もかなり手強そうなので、これからしっかり仕事をしていく必要がある。
ここのコースは今もすごくバンピーで、新世代のF1マシンの固さでは残酷なほど厳しい。以前ほど縁石を使うことができない。マシンをできる限り柔らかくしているが、今の世代のマシンには縁石を使うことを妨げる要素がある。
FP2では、ルイスと僕は、大きく違うセットアップで走った。まったく異なる方向性に進んでいたので、今夜のうちにふたつの間の理想的な中間点を見つけることができるだろう。
予選では中団より前の順位を獲得する必要がある。レースにおいてはおそらく3番目の速さを持つ強力なマシンだけれど、予選で1台か2台に前に出られてしまったら、厄介な状況になるだろう。
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