6位ミラー、オランダGPでのペナルティに「ふざけた決定」と不満。2戦連続ロングラップペナルティ受ける

 

 2022年のMotoGPはサマーブレイク前最後のレースとなるオランダGPが終了。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がポールトゥウィンの完勝で後半戦へ勢いを付けた。
 しかしその一方で、チームメイトのジャック・ミラーは、またしてもロングラップペナルティによって大きな影響を受けたレースとなってしまった。
 ミラーは2日目の予選中に転倒を喫したあとにレーシングラインをスロー走行していたことで、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)の妨害をしたと判断され、ペナルティを受けた。彼は無実を主張していたが、ペナルティを避ける事はできず、レースではペナルティによって一時は10番手までポジションを落とすことになった。
 彼はペースが良く、徐々に追い上げていくことに成功し、最終的には4位争いまで復帰。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に最終シケインで追い抜かれ、最終的に6位でのフィニッシュとなった。
 ミラーは今回のペナルティについて”デタラメ”なものだと不満を示している。
「スチュワードのふざけたペナルティを考えると、この位置で戦えたのは良かったよ」
 ミラーはレースを振り返るとそう語った。なおミラーがロングラップペナルティを受けるのは、第10戦ドイツGPから2戦連続だ。
「僕は最後まで諦めなかったし、全力を出した。マーベリック(ビニャーレス/アプリリア)に追い詰めることができたけど、彼を追い抜こうとしてちょっとしたミスを犯してしまった」
「高速コーナーの時、僕の接近スピードはかなりのものがあった。ビニャーレスがアクセルを開けるときにはもっと加速が良いと思っていたんだけど、全然だったんだ」
「それで彼を避けるためにバイクを起こさなくてはならなかった。それで挙動を乱してしまった」
「今回のレースだけど、最終ラップまではかなり満足している。もっとうまくやれたかもしれないけど、これもレースだ。先頭集団でレースをして、自分のやりたいことをトライできている」
「後から言えばどうとでもなるよね。でもハンドルバーと肘がぶつかってしまっていて、どうしようもなかったんだ。こうなるとは予想していなかったけど、僕の失敗だったし、責任も僕にあるよ」
 ミラーと同じく、最終ラップの最終シケインでエスパルガロに追い抜かれたのが、KTMのブラッド・ビンダーだ。彼はエスパルガロの2台抜きを称賛しているが、接触があったことも付け加えている。
「ジャックがタイヤの問題か何かに苦しんでいるんだろうと思って、彼を追い抜きにいったんだ。最終ラップもスロットルの扱いに本当に苦労しているようだった」と、ビンダーは言う。
「彼を捕まえて追い抜きに行って、エイペックスにつくところだったのに、あの(エスパルガロの)バイクが視界に入ってきた」
「それで、僕は居たくもない位置だったけど、ふたりに挟まれてしまったんだ」
「正直に言って、アレイシの走りには脱帽させられた。ジャックを追い抜きに行っていたのに、どういうわけか僕らふたりを追い抜いていたんだ」
 
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