メルセデスF1、慎重ながらもアップデートを投入予定のイギリスGPに期待「ここ数戦よりも高い競争力を発揮できるはず」
メルセデスのチーフテクニカルオフィサーを務めるジェームズ・アリソンは、もしチームが今週末のF1第10戦イギリスGPで形勢を逆転して優勝したら、涙を流すだろうと語っている。
今シーズンのメルセデスは、W13に影響を及ぼしているグラウンドエフェクトの空力問題のせいで、レッドブルやフェラーリと優勝をかけて戦うことができていない。しかしながら、ポーパシング問題を緩和するためのメルセデスのたゆまぬ努力は徐々に実り始めている。それでも最近カナダでチーム代表のトト・ウォルフは、先頭集団への復帰は一夜にして実現するものではないと警告した。
だがメルセデスが勝利を重ねてきたシルバーストンでのレースを前に、アリソンは、楽観的傾向の静かな空気がブラックリーのチームに流れていると語っている。
「ファクトリーにいる誰もがあえて口に出しているわけではないが、ここ最近の週末よりも高い競争力を発揮できる週末になるだろうと、慎重ながらも楽観的だ」とアリソンは『Sky F1』に語った。
「このコースの特徴の一部はマシンに合っていると思うが、まだトップから勝てる能力のあるマシンではない」
「でもマゴッツやベケッツ、各コーナーの高速部分周辺でマシンを手なずけることができれば、今週末は競争力を発揮するそれなりのチャンスがあると思う」
「それに、もしレッドブルがつまずいたら、どうなるか誰にも分からないだろう。でも私はいい週末になることを期待している」
前戦カナダGP後、メルセデスの技術責任者のマイク・エリオットは、シルバーストンでのホームレースではいくつかのアップデートが投入されることを認めた。その変更が、レッドブルとフェラーリといったライバルとの差を埋める助けになるかどうかはまだ分からない。しかしシルバーストンでメルセデスに幸運といい状況が訪れ、ルイス・ハミルトンかジョージ・ラッセルに予想外の勝利がもたらされたら、日曜日の午後に感情は高まるだろう。
「もちろんだ。私は泣いてしまうだろう」とアリソン。「素晴らしいことになる」
「改良されたマシンが速さを見せられるように、幸運を祈ったところだ」
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