アルピーヌ、直近2連戦で発生した信頼性トラブルの原因を特定。ひとつは燃料ポンプ、もうひとつは電源ボックス

 

 アルピーヌは、イギリスGP&オーストリアGPの2連戦でふたりのドライバーを苦しめた信頼性トラブルの原因を特定した。
 シルバーストン・サーキットで行なわれた第10戦イギリスGPでは、決勝レース後半にエステバン・オコンのマシンにトラブルが発生し、コース上でマシンを止めることとなった。
 オコンのリタイア原因は、全チームが共通で使用するボッシュ製の標準供給パーツ(SSC)である燃料の高圧ポンプの問題で、続くオーストリアGPでのスプリントレース終了後にもこの問題が再発していた。
 今シーズン序盤、いくつかのチームが燃料ポンプの特に電気的な接触不良の問題を抱え、アルピーヌも修正を行なっていた。
「燃料ポンプの問題は、(パワーユニットの)テストベンチでも初期不良が数回発生していた」とアルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は説明する。
「それにより、我々は自分たちで問題を解決することにした。ボッシュの標準パーツは市販車の部品であり、F1マシンへの搭載では機能しないからね」
「いくつかのチームがこの問題を抱え、我々とフェラーリはFIAから独自に修正するようにと免除を受けた。だから我々は独自の手法でボッシュの問題を解決した」
「それで我々の改善策は最初の9戦では上手く機能した。テストベンチでも、サーキットでも問題はなかった。そして何かが起こった。恐らく、何らかの理由で異なる種類の負荷がかかったのだろう。それで故障が発生するようになったのだ」
「ボッシュも当初から改良を重ね、電気的な接触不良を改善した。そのため、いくつかのチームはボッシュの改良版を使用していて、そのうちの2チームは独自の改良版を使用していた」
「我々はフランスGPへ向けて新たな改良に取り組むと同時に、ボッシュが初期トラブルを解決するために行なった最近の改良について調査している」

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