ハミルトン、F1フランスGPのFP1は走行せず。メルセデスが若手ドライバーテスト規則に基づきデ・フリースを起用
メルセデスF1チームは、第12戦フランスGPの金曜フリープラクティス1で、ルイス・ハミルトンのマシンにニック・デ・フリースを乗せることを発表した。2022年のF1競技レギュレーションにおいて、各チームはシーズン中に2回、若手ドライバーを金曜プラクティスで起用することが義務付けられている。
F1は、F1昇格を目指すドライバーたちにF1マシンで走行する機会を与えるための規定として、金曜プラクティスでの走行について以下のように定めた。
「選手権期間中、各競技者は、選手権にエントリーされた各車両で1回、キャリアのなかで選手権のレースに3回以上出場していないドライバーを起用しなければならない」
メルセデスは7月20日、次のような声明を発表した。
「今週末、ニック・デ・フリースはFP1においてW13を走らせる。ルイスは、今季全チームが求められている若手ドライバーセッションの2回のうち1回を、今週末に遂行することを選んだ。ジョージ(・ラッセル)はさらに後のグランプリを選んだ」
デ・フリースは2019年にF2選手権でタイトルを獲得した後、2019/20シーズンからフォーミュラEにメルセデスチームから参戦、2020/21シーズンにはチャンピオンとなった。F1ではメルセデスで2020年からテストドライバー、リザーブドライバーの役割を担っている。
2020年と2021年、12月のF1ヤングドライバーテストにメルセデスから参加。2022年にはスペインGPでウイリアムズからFP1に初出場、アレクサンダー・アルボンのマシンで走っており、フランスGPはデ・フリースにとって2度目のFP1走行となる。
また、フランスGPではアルファロメオがルーキードライバー枠とは関係なく、ベテランのリザーブドライバー、ロバート・クビサをFP1で走らせる。クビサが今年FP1で走るのはスペインGPに続く2回目で、今回はバルテリ・ボッタスのマシンに乗る予定だ。
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