メルセデス代表、2023年にデ・フリースをF1へ昇格させられない場合は「彼を手放す必要がある」と認める
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、ポール・リカールで行われたF1第12戦フランスGPのフリー走行1回目で完璧な走りを見せたニック・デ・フリースを称賛したが、2023年のF1契約ができなければデ・フリースを手放す必要があると語った。
デ・フリースは、フランスGPのFP1でルイス・ハミルトンのW13をドライブした。今シーズンFIAは、少なくとも2回のフリー走行で若手ドライバーを走らせることをチームに義務付けているためだ。
フォーミュラEの現チャンピオンであるデ・フリースは、チームのプログラムを順調にこなし、9番手のタイムを記録した。メルセデスのガレージにいたハミルトンも、デ・フリースのセッションを熱心に観察していた。
「今日は非常によかった」とウォルフはフリー走行1回目の後、『Sky F1』に語った。「彼はニックを指導していて、オーバーレイを見て助言していたことに関心を引かれた。それは見ていてとても興味深いものだった」
今年これまでに、デ・フリースはスペインGPにおいてウイリアムズF1チームでフリー走行1回目を担当した。しかしながら、27歳のデ・フリースが2023年にF1でフルタイムのレースシートを獲得する可能性は低いようだ。
メルセデスのドアは閉ざされており、理論的にはシートに空きがあるアルファロメオ、アストンマーティン、ウイリアムズは、デ・フリースの起用に興味を示してこなかった。
「もし我々が彼に意味のあるF1プロジェクトを提供することができなければ、彼を手放す必要があると考えている」とウォルフは明かした。
「彼はスポーツカーやフォーミュラEなど、様々な選択肢を考えているようだ」
「しかし、いつかF1の扉が開くかもしれないという可能性をあきらめてはならない」
ウォルフは、メルセデスは「彼を助けることができない」と認めている。
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