アキュラが進む未来のカタチ。電動SUVコンセプトを発表……デザインは2024年登場予定の『ZDX』から採用
ホンダの北米ブランドであるアキュラは8月18日(木)、カリフォルニア・モントレーで開催されている世界的なカーイベント「モントレー・カー・ウィーク」において、電動SUVコンセプト『アキュラ・プレシジョンEVコンセプト』を発表した。
プレシジョンEVコンセプトは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて各社が電気に水素、カーボンニュートラル燃料など様々なソリューションを検討する今において、電動化へ向けたアキュラの新たなカーデザインの方向性を示す羅針盤となる1台だ。
「アキュラのデザインとテクノロジーの限界に挑んだ」というこのプレシジョンEVコンセプト。「イタリアの高級パワーボートが持つ特有のエレガンスと芸術性、フォルムと機能性の調和からインスピレーション」を得たデザインだとして、フロントフェイスの造形やボンネットからリヤフェンダーへ流れる大胆なキャラクターライン、ボディサイドの絞り込みからもそうした点が伺える。
開口部のないフロントグリルには、LEDで電動化を演出するアキュラの新たなデザインのダイヤモンド・ペンタゴン・グリルが採用。「パーティカル・グリッチ」と呼ばれるデザインをデイタイムランニングライトに使用し、23インチの大型ホイールのスポーク部分にもこのデザインが取り入れられている。
インテリアでは、「ドライバーの感覚を刺激する没入体験」を表現すべく、F1マシンのコックピットから着想を得た低いドライビングポジションやヨークステアリングを採用している。
「プレシジョンEVコンセプトは、アキュラの未来の方向性を示すものであり、アキュラの精巧なクラフト技術のデザイン言語を継承し、パフォーマンスを現代的に表現している」
アキュラでエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるデイブ・マレックはそう語る。
「プレシジョンEVコンセプトは、我々が電動化されたエキサイティングな未来へ向かうための北極星となる。これらのデザインは、今後の生産モデルに受け継がれていくだろう」
プレシジョンEVコンセプトで表現された新たなデザイン言語は、2024年に登場予定のブランド初のフル電動SUVから具現化されることになる。その新たな電動SUVが『ZDX』と呼ばれることになるとも発表された。
ZDXは提携を結ぶゼネラル・モーターズ(GM)との共同開発となり、搭載するバッテリーもGM製となる。また、そのZDXには、ハイパフォーマンスモデルである「Type …読み続ける
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