元アルピーヌ育成のルンガー「F1マシンのドライブは簡単だが0.5秒や1秒の差をつけることが難しい」と語る
NTTインディカー・シリーズに参戦するクリスチャン・ルンガーは、かつてF1マシンでテストをしたことを振り返り、他車に対して0.5秒や1秒の差をつけることが難しいと話した。
数年前、ルンガーはF1への道を見つめていた。ルンガーはルノー・アカデミー(現アルピーヌ・アカデミー)で最速のメンバーだったが、昨年のFIA F2では振るわず、今年インディカーシリーズへ活路を見出した。現在はルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトル争いをリードしている。
20歳のルンガーはF1の夢をあきらめたが、ルノー/アルピーヌの2年古いマシンで何度もテストを行ったことを懐かしく振り返った。
「そのままのことを言うつもりだ。僕にとって、あれは個人的にドライブしたなかで一番簡単なマシンだった」とルンガーはF1マシンについて語った。
「ある程度までなら、F1マシンはドライブしやすい。だからF1は先頭集団と、熾烈な接戦が行われる中団に分かれるのだと思う。ある限界までは、F1マシンはドライブするのがとても簡単だ。なぜならダウンフォースがとても大きいから、車体が(コースに)吸い付くようになる」
「でも0.5秒や1秒の(決定的な)差をつけようとなると、それがF1では難しい」
8月16日には、ルンガーと彼の現在所属するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが、複数年契約を締結したことが発表された。チーム代表のボビー・レイホールは、セバスチャン・ベッテルにインディカーのテストのオファーをしたいと提案しており、ルンガーはそれは素晴らしいアイデアだと考えている。
「セバスチャンがインディカーをドライブするなんてクールだ。彼がここにきてマシンを試すのなら、懸命に取り組む必要がある。移行は厳しいものになると思うよ。ここではマシンがドライブしてくれるのではなく、自分がマシンをドライブするんだ」
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