F1メカ解説|超高速のスパ・フランコルシャンに、各チームが持ち込んだリヤウイングを徹底比較:ベルギーGPピットレーン直送便

 

 ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンは、オー・ルージュ〜ラディオンの超高速上り勾配コーナーが特に有名である。しかしターン1のラ・ソースを立ち上がると、ケメル・ストレートエンドのターン4”レコンブ”まではアクセル全開。ダウンフォースよりもストレートスピードが欲しいサーキットだと言えるだろう。
 そんなスパ・フランコルシャンには、多くのチームがローダウンフォース仕様の薄いリヤウイングを持ち込んできた。メイン写真のハースもその一例。フラップの上部を切り取り、ダウンフォース……つまり空気抵抗を削ってきたのだ。
 本稿ではそのリヤウイングを中心に、各チームが持ち込んだパーツを見ていこう。

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