2022年F1第16戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2022年F1第16戦イタリアGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位
今朝、チームから、6位から4位のどこかでフィニッシュすることが可能だと言われた。レース前の時点では、それはちょっと難しいんじゃないかと思ってしまうよね。でも実際は、5位まで上がる過程をとても楽しむことができた。序盤は大変だった。燃料をたくさん積んでいる状態で、トラフィックのなかを走り、タイヤがオーバーヒートしてしまったんだ。でもレースが進行するにつれて、ポジションを上げていけるようになった。ピットストップの後、トラフィックを抜けていくのは楽しかったよ。
終盤、トラックポジションをキープするためにステイアウトした。レースが再開されていたら厳しい戦いになっただろうから、僕にとってはそのまま終わってよかった。
今回はエンジンペナルティを受けて、難しい週末になると最初から分かっていた。だから、マシンからすべての力を引き出して、5位でフィニッシュできたことを喜んでいる。ここは僕たちのマシンとの相性があまりよくないコースだった。それでもチームとして全力を尽くした。シーズンが終わるまでに何度か、もっと強さを発揮できる週末があるといいね。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位
いいレースだったね! 最初から快適に走ることができ、毎周オーバーテイクをして、かなり早い段階で4番手まで上がった。
ソフトタイヤに換えた後、(ジョージ・)ラッセルとのギャップをどんどん縮めていった。あのままいっていれば、終盤、彼と3位争いをするチャンスがあったはずだ。結局セーフティカーが導入されたが、その後にリスタートしていれば、新品ソフトで戦えた可能性は高かったと思う。でも残念なことにレースはそのまま終わってしまったので、どちらのシナリオも実現しなかった。
でも今日のパフォーマンスには満足しているし、うまく挽回できたと思っている。ペースからして、ティフォシの前でポディウムに上ることを期待していたんだけどね。
今日熱心に応援してくれた皆にお礼を言いたい。シーズン最後までプッシュし続けるよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=3位
残念ながら今週末、僕たちチームは望んでいたような状態ではなかった。でも無線でも話したとおり、速いときも遅いときも、表彰台フィニッシュを重ねている。このトリプルヘッダーのなかの2戦でとても苦労した。それでも僕は2回の表彰台と4位を獲得したのだから、満足すべきだね。
今日のレースについて言うと、マックス(・フェルスタッペン)やシャルル(・ルクレール)と戦うためには、何か別なことをする必要があった。それでハードタイヤを履いたんだ。それでも彼らは速すぎたよ。僕たちとしてはやれることをすべてやった。
次のレースまで少し間があくので、充電し、チームとして体勢を整えて、シーズン終盤戦に備えよう。訪れるチャンスをすべて逃さないようにしたい。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位
モンツァはいつ来ても素晴らしいね。ポールからスタートしただけに、優勝したかった。でも、今日はそういう流れにはならなかった。それでも、表彰台下のティフォシを見ると、ここに上れたうれしさが倍増する。
ペースは良かった。そもそもこのトラックへの期待はそれほど高くなかったということを思い出す必要がある。ポールポジションをつかむためにプラクティスセッションをすべて使って、懸命に取り組んだ。ポジティブな進歩があったし、今週末は競争力が比較的高かったと思う。次のシンガポールでまた戦うのが楽しみだよ。
(レース後の会見で、終盤のセーフティカーについて聞かれ)ああいう終わり方になって悔しい。戦ってレースを終えたかった。あの時点で僕たちは2番手にいた。だから残念だよ。今日は全力で戦った。ティフォシの前で勝てればよかったのに。でも今日はそれができなかった。
もちろん、レース再開を望んでいた。コース上を走っているドライバーの立場では、(再開しない理由が)理解できなかった。最後に(ダニエル・リカルドがマシンをとめた)その場所を通った時、コースはきれいになっていたから、リスタートするんだと思っていた。だけどそうはならなかった。僕が知らない事情があったのかもしれないけどね。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝
1周目は慎重に行く必要があった。スタートをうまく切ることができて、ファーストシケインをクリーンに抜けた。僕にとって、そうやってトラブルを避けることが一番大事なことだった。
あっという間に3番手まで上がり、さらに2番手まで来たので、シャルルに照準を合わせることができた。僕たちの方がタイヤのデグラデーションの状態が良かったようだ。
全体的に、今週末、特に今日の僕たちのマシンのペースを見ると、自分たちは強かったと思う。どのタイヤを履いてもペースが良く、コース上で余裕で最速だった。
常に可能な限り完璧であることを目指す必要があるが、今シーズンの僕たちはほとんどの場面でとてもうまくやっている。
(レース後の会見で語り)今、チーム内で経験していることはすごいことだ。素晴らしい一年を過ごしている。これを楽しむことも重要だよ。さまざまな種類のサーキットで、さまざまなチャレンジに直面してきたけれど、僕たちのマシンはすべての種類のトラックで良く機能していると思う。このことにはものすごく満足している。
(最後のセーフティカー出動について聞かれ)僕が理解しているところでは、(コース脇でとまったダニエル・リカルドのマシンは)ギヤがスタックしていたから(撤去に)あれほど時間がかかったんだ。あそこでマシンがとまると、(エスケープロードに)押し入れるための隙間があまりない。だからクレーンを出さなければならなかった。それで時間切れになったのだろう。とても不運だったと思う。
もちろん誰もがグリーンフラッグの下でフィニッシュしたいと思っている。でも残念ながら残り周回数が少なかった。僕は新品ソフトを履いていたから、1周のバトルになっていたとしても、それほど心配はなかった。
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