マクラーレンF1、アレックス・パロウとのテスト契約を発表。今週2021年型MCL35Mでの走行を実施
マクラーレンは、インディカードライバー、アレックス・パロウとの2023年契約は旧型F1カーでのテストプログラムに関するものであることを発表、今週スペイン・バルセロナで早速2021年型マシンMCL35Mを使用したテストを行うことを明らかにした。パロウがNTTインディカー・シリーズのチップ・ガナッシ・レーシングに残留することも確定した。
マクラーレン・レーシングは、7月13日、2021年インディカーチャンピオンのパロウを“2023年のマクラーレン・レーシングのドライバーラインアップ”に加えると発表。レース活動とともに、マクラーレンF1チームでのテストも行うと述べていた。しかしその直前にパロウが所属するチップ・ガナッシが2023年に向けてパロウとの契約を延長したと発表しており、契約トラブルが発生、訴訟問題に発展していた。
しかし9月14日の一連の発表によって、パロウは2023年にインディカーのチップ・ガナッシ・レーシングに残留、一方で、マクラーレンのF1テストに参加する機会が与えられることが明らかになった。マクラーレンは「アレックス・パロウがマクラーレンの2021年型マシンMCL35Mのテストプログラム(TPC)に加入し、本日彼の最初のテストを開始することを発表する」と述べている。
マクラーレンは今週スペイン・バルセロナでのテストに、パロウとともにアロウ・マクラーレンSPのドライバー、パト・オワードも参加させる。
F1レギュレーションでは、過去のマシンでのテスト(Testing of Previous Cars=TPC)として、現シーズンの直前3年間のマシンを使用したテストが認められている。
一方、各チームは金曜フリープラクティスにおいてシーズン2回にわたりルーキーを起用することが義務化されているが、マクラーレンは、誰を走らせるのかをまだ明らかにしていない。
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