来季のシートに座るのは誰? アルピーヌCEO、経験豊富な”即戦力”を望む。ただし育成のドゥーハン起用も検討か

 

 2022年シーズン後半戦に差し掛かろうというところで、アルピーヌは未確定のシートをひとつ残している。というのも、フェルナンド・アロンソがアストンマーチンへ移籍し、起用を発表した育成出身のオスカー・ピアストリをマクラーレンに取られる形となったからだ。 
 そのため、アルピーヌは2023年シーズンのエステバン・オコンのチームメイト探しを続けているが、チームとしては即戦力となるドライバーの獲得を望んでいるようだ。 
 ピアストリ獲得失敗が噂された頃から、アルピーヌはアルファタウリからピエール・ガスリーの獲得を検討している。ただガスリーの契約を持つレッドブル陣営は、インディカー・シリーズからコルトン・ハータの獲得に成功した場合に限り、放出すると公言している。 
 今季のインディカーも既に閉幕し、ランキングは確定。しかしハータはF1参戦に求められるFIAのスーパーライセンスポイントで40点を獲得できていない。そして、特例発給が認められる可能性は望み薄となっている。 
 そのため、現時点でアルピーヌは来季のドライバーを確保できていないことになる。加えてドライバー市場には経験豊富な人材が少ないというのが現状だ。 
 今季限りでのマクラーレンから放出が決定しているダニエル・リカルドには2023年の参戦計画はないが、大型契約ながらも2020年末に当時のルノーから短期で離脱した事実がある。レーシングポイント/アストンマーチンの”スーパーサブ”ことニコ・ヒュルケンベルグも、アルピーヌの選択肢のひとつかもしれない。ただ、ヒュルケンベルグのキャリアは黄昏時を迎えている。
 そこでチャンスが訪れるのが若手ドライバーだ。今季のFIA …読み続ける

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