マルク・マルケス、MotoGP日本GPで”まだ目指す時ではない”と語っていた4位入賞を果たす「予想をはるかに上回る結果だった」

 

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP日本GPの決勝レースを4位でフィニッシュ。復帰後初の完走を果たした。
 マルケスは右腕の傷を治療するための手術を行なった関係で、長期間欠場が続いていたが、アラゴンGPで復帰。このレースは1周目に複数のクラッシュを起こし、1周目でリタイアすることになった。
 しかし復帰2戦目の日本GPでは、その存在感を存分に発揮した。ウエットコンディションとなった予選では、ポールポジションを獲得。これは実に2019年の日本GP以来、1071日ぶりのポールポジションとなった。
 ただ体調はまだ万全ではなく、マルケスは決勝に向けて「表彰台や5位以内を目指したいけど、今はまだその時じゃない」と慎重な構えを見せていた。
 しかしその決勝でも力強い走りを披露。スタート位置から順位を落としたものの、彼が「まだ目指す時ではない」と言った表彰台の一歩手前、5位以内となる4位でチェッカーを受けた。
「週末全体の進め方についてはとても満足している。最終的に、エキサイティングなレースをまとめることができた」
 マルケスはそうHRCのプレスリリースにコメントを寄せた。
「最も重要なことは、生産的な週末であり、全体として予想をはるかに上回っていたことだ」
「手術後初めて完走することができたし、腕の良いテストにもなった。この部分で学ぶことができたんだ。そういう意味では重要なレースだったよ。もちろん、もっと上位でフィニッシュしたかったけど、現実的には良い結果だったし、リズムを維持して、最後の周でアタックすることもできた」
「良い週末を送ることを手伝ってくれたホンダと、レプソル・ホンダ・チームに感謝したい。そしてこの週末、サーキットに来てくれた日本のスタッフをファンの皆さんにも感謝する。皆さんと会えて嬉しかった」
 MotoGPはアラゴン、もてぎと続き、今週末はタイのチャーン・インターナショナル・サーキットへと移動。3連戦の締めくくりとなる。ここで復帰3戦目のマルケスがさらなる進歩を遂げるのか、世界中からの注目が集まる。
 
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