ルクレールがFP3トップ。0.5秒差でフェルスタッペン続く。雨で走行時間半分のセッションに|F1シンガポールGP

 

 F1第17戦シンガポールGPのフリー走行3回目が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。
 舞台となるマリーナベイ・ストリート・サーキットはあいにくのウエットコンディション。雨量や路面の水量はかなり多く、セッションは時間通りにスタートされたものの、ピットレーンはクローズされたままとなった。
 東南アジアでのレースだが、これまでウエットコンディションとなったセッションは意外にも少ないシンガポールGP。セッション開始10分になる頃には、雨もほぼ降り止んだ。
 マーシャルの懸命な排水作業を経て、ピットレーンがオープンされたのは、セッション残り30分というタイミング。各車が一斉にコースイン……という状況にはならず、アルファタウリのピエール・ガスリーがしばらくコースを独占し、チームメイトの角田裕毅も続いてコースインしていった。
 徐々にコース上の台数が増えていく中、ガスリーは2分9秒894をマーク。ほとんどのマシンがウエットタイヤで周回していくが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは真っ先にインターミディエイトタイヤを投入。ガスリーも路面コンディションを見てか、ピットに戻ってインターミディエイトタイヤに履き替えた。
 フェラーリのカルロス・サインツJr.がウエットタイヤでトップタイムを2分8秒662に塗り替えるが、その後フェルスタッペンは2分6秒872をマーク。路面は完全にインターミディエイトに適したコンディションとなったようだ。
 一時はガスリーがそのタイムを塗り替えるも、フェルスタッペンは2分2秒098までタイムアップ。さらにはフェラーリ勢も加わり、一気にラップタイムが速くなっていった。
 フェルスタッペンとルクレールは、2分を切るラップでトップタイムを更新しあい、1分58秒899をマークしたルクレールがタイムシートのトップに。フェルスタッペンは0.020秒差で2番手につけたが、残り時間3分を切っても両者のペースアップは止まらなかった。
 最終的に、FP3首位となったのはルクレール。1分57秒782をマークし、フェルスタッペンに0.526秒差をつけた。ただチェッカー後、ターン7でのダウンシフト時に変なノイズがすると無線で訴えていたのは懸念点か。チーム側はデータ上問題ないとルクレールに伝えている。
 2番手のフェルスタッペンは、アタックのタイミングやトラフィックの影響もあって、ルクレールとのタイム差が広がったが、まだペースアップする余力はある様子。FP2はほとんど走れず、セットアップ変更に時間を費やしていたが、マシンの仕上がりに不安はないようだ。予選のコンディションは不透明だが、やはり主役はこのふたりになるだろう。
 3番手にサインツJr.、5番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)がつけたが、その間に割って入ったのがフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。6番手のランス・ストロール(アストンマーチン)も好調で、Q3進出争いは熾烈なものとなりそうだ。
 アルファタウリはピエール・ガスリーが13番手、角田裕毅はアタックのタイミングでトラフィックに遭ったこともあり、15番手となっている。
 
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