F1第17戦シンガポールGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2022年F1第17戦シンガポールGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、角田裕毅(アルファタウリ)だ。
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
予選=10番手
トップ10圏内からレースをスタートできることになりうれしいです。FP3からうまく挽回できたと思います。Q3に進むのはかなり難しいと考えていたので、今日の予選には満足です。
シンガポールでの予選は、僕にとってもチームにとっても、身体的にきついものになることは分かっていました。このコンディションでより一層難しくなりましたが、全員が本当に素晴らしい仕事をしました。2台揃って予選で上位に入れたのはポジティブなことです。
Q3をインターでスタートしたのは少し残念でした。スリックであと1周走れれば、もっとタイムを縮めることができました。でもすべてのことが経験になりますし、今日のことから学ぶことができます。
これからはレースに気持ちを集中させていきます。明日も気温が少し下がるようなので、それが助けになり、うまくまとめあげて、2台揃ってポイント圏内でフィニッシュできることを願っています。
■ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)
予選=9番手
今週末はずっとポジティブに捉えていたけど、まさかこれほどまでとは思っていなかった。9番手はちょっと予想以上だし、シンガポールでは予選が重要なだけに、これは素晴らしいことだ。ここでいい結果を残せて、チームも素晴らしい仕事をやってくれて、とてもハッピーだよ。
僕の新しいレースエンジニアであるマーク・スレードは、しばらくレースエンジニアとしてはクルマを走らせていなかったわけだけど、復帰して素晴らしい仕事をしてくれた。彼は完璧だった。
Q3の最後に、僕はチームにどうすべきかまったくわからないからそっちで決めてしてほしいと伝えた。そして彼らは完全に正しい判断を下してくれた。チームがすべての責任をとってくれただけでも素晴らしいことだし、彼らはそれをやり遂げたんだ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選=8番手
僕たちはプッシュラップを最後まで走り切ることができなかった。マシンに十分な燃料が残っていなかった可能性があったからだ。セッションのなかでそのミスに気付かなかった。
終盤追加の1周を走ることに少し驚いた。そうなることを予想していなかったんだ。良いラップを走っていたけれど、最後のラップをスタートする前に断念した。ポールを取れたかもしれないラップだった。
今思えば、最後から2番目のラップをしっかり走り切っておくべきだった。僕は終盤の2ラップを断念しなければならなかったんだ。でも後からあれこれ言うのは良いことではない。
明日何ができるかを見ていくつもりだが、フラストレーションがたまるレースになるだろう。このサーキットで8番手からスタートというのは、モナコと似たような状況になる。オーバーテイクのチャンスはあまりないし、追い越しがとても難しいコースなんだ。
(『Sky Sports』に語り)ラップに良い感触を持っていたのに、アタックを中断しろと言われた。最後のラップでピットに戻れと言われたんだ。それで何が起こるのかが分かった。燃料が足りなくなっていたんだ。信じられないほど悔しい。あってはならないことだ。燃料が足りなくなりそうで、6周走る予定を立てている場合には、少なくともセッションの間、そうならないようにチェックするものだ。もっと早い段階で状況を把握しておくべきだった。このことに不満を持っている。
もちろん、F1はチームで戦うものだ。僕がミスをする可能性もあるし、チームがミスを犯す可能性もある。でもこのことは決して受け入れられない。もちろんこの経験から学ぶことはできるだろうが、正直言って、ひどいことだ。決して起きてはならないことだよ。
■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
予選=7番手
今日は楽しく走ることができた。コンディションの関係で、スライドがひどくて、すべてのセッションがとても難しかった。それでも7番手という結果を出すことができてものすごくうれしい。
今回の週末は今のところあまりうまくいっていないが、雨のおかげでかなり良い一日になった。シンガポールではグリッドが重要であることは誰もが知っている。だから7番手という結果はとてもポジティブだ。すぐ前にランド(・ノリス)とフェルナンド(・アロンソ)がいるが、ここから何ができるかを見ていこう。
明日は2台揃ってポイントを獲得する大きなチャンスがあると思う。選手権の順位争いに役立てるためにこのチャンスを活用する必要がある。今日一日を振り返ると、こういった難しいコンディションで僕たちは好調らしいから、明日も雨が降ればいいなと思っている。
■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
予選=6番手
とてもタフだったけどいい予選だった。たぶん今シーズンの中でも一番難しいコンディションだったと思う。うまくいくときとそうじゃないときには、ほんの少しの差しかなかった。僕はある程度リスクをとったと思うけど、それが報われて6番手に入ることができた。予想以上の結果だ。タフでチャレンジングだったけど、今日の結果には満足している。明日に向けていいポジションにつけられているし、ここからたくさんポイントを獲りたい。
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