サッシャ・フェネストラズ、フォーミュラE東京開催の動きにワクワク「僕にとってはホームレースのようなものだから楽しみ!」

 

 先日、フォーミュラEは2024年春に東京でのレース開催を実現させるため、東京都と開催協定を締結。日本で初となる、フォーミュラカーの公道レース開催が現実味を帯びてきた。
 フォーミュラEには現在日本人ドライバーは参戦していないが、自動車メーカーとしては日本から日産が参戦している。そしてその日産から来季フォーミュラEフル参戦デビューを飾るのが、現在日本のトップカテゴリーで活躍しているサッシャ・フェネストラズだ。
 F1日本GPのパドックに姿を見せたフェネストラズに、東京でのFE開催に関する率直な感想を求めると、彼はこう答えた。
「本当にエキサイティングだね!」
「フォーミュラEを東京に誘致しようという話があることは数ヵ月前から知っていたけど、今はそれがより公式なものになった。もちろん楽しみだ」
「僕にとってはホームレースのようなものだし、僕が加入する日産にとっても初めての母国レースになる。素晴らしいレースになるだろうし、待ちきれないね」
 レースが行なわれるのは「東京ビッグサイト周辺」とだけアナウンスされており、詳細な場所やコースレイアウトについてはまだアナウンスされていない状況。フェネストラズも「コースがまだ決まっていないから、何か言うのは難しい」としながらも「僕の知る限りはかなり幅の広いコースになりそうだから、オーバーテイクのチャンスなんかも増えるだろう。とにかくレイアウト次第ではあるけど、面白くなると思うよ」と期待感を口にした。
 そしてもうひとつ気になるのは、フォーミュラEにフル参戦する2023年シーズンにおいて、フェネストラズがスーパーGT、スーパーフォーミュラといった国内カテゴリーに並行して参戦できるかという点だ。現状でも、フォーミュラEとこれらのカテゴリーのレース日程がかなり重複している点を考えると可能性は高くないと言わざるを得ないが、フェネストラズとしてもその可能性をまだ諦めてはいないようだ。
「まだ何も決まっていないし、100%確実なものはない。スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦できる可能性は高くはないし、そのチャンスは小さいとは思うけど、どちらかというとスーパーフォーミュラの方が可能性が高いと思っている。スーパーGTの方が厳しいかな……」
「とにかく何も確定していないけど、(フォーミュラEと)並行してスーパーフォーミュラなんかに出られればいいかなと思っている」
 
 
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