MotoGP撤退のスズキ、最終戦前にもてぎでプライベートテストを実施か。去就未定のスタッフには不評?
MotoGPを今季限りで撤退するスズキが、来週モビリティリゾートもてぎでプライベートテストを予定しているようだ。
スズキのテストチームと、テストライダーである津田拓也が走行すると見られている。
もちろん、すでに今シーズンは開催中のオーストラリアGPを含めて3戦。マレーシアGPも10月23日に決勝レースが行なわれるため、このテストは事実上シーズン最終戦バレンシアGPで使用するパーツを試すモノとなるだろう。
スズキは5月にMotoGPからの撤退を検討していることが明らかとなり、ライダーやチームメンバーを驚かせた。MotoGPのプロモーターであるドルナも、2026年までMotoGPに参戦する契約を結んでいたスズキの決定に驚きを隠せなかった。
最終的に、7月に参戦終了を正式発表したスズキ。2020年にジョアン・ミルがタイトルを獲得したわずか2年後に、活動を終えることになった。
それ以来ライダーとチームメンバーは、それぞれの将来を模索してきた。ミルはレプソル・ホンダ、アレックス・リンスはLCRホンダに移籍を決め、ライダーラインアップの刷新を求めていたホンダ陣営にフィットした。
一方、リンスのクルーチーフだったファン・マヌエル・カゾーは来季アプリリアでマーベリック・ビニャーレスと組むことになり、ミルのクルーチーフだったフランキー・カルケディはグレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオと組むことになったようだ。
しかし、チームの他のメンバーは、2022年のシーズン最終戦のバレンシアGP以降の予定が決まっていないという。
そのため、2日間にわたるプライベートテストのニュースはスタッフには不評なようだ。多くのスタッフはスズキの撤退を前にした不要な出費になると考えている。
motorsport.comの調べでは、このテストの目的は空力パーツやその他のコンポーネントの評価のようだが、ミルとリンスがそれらのパーツをレースで使用しない可能性は高いという。
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