ガスリーやアルピーヌとの組み合わせはノルマンディーの夢……オコン「素晴らしいストーリーだ。彼と協力し合うのが大切」

 

 アルピーヌは来季のエステバン・オコンのチームメイトとして、ピエール・ガスリーと起用することを発表した。オコンとガスリーは不仲であると知られてきたが、それについてオコンは問題ないと主張し、同郷のふたりがコンビを組むのは素晴らしいことだと語った。
 オコンとガスリーは、幼少期からの知り合い。オコンが先にカートを始めたが、そのオコンのカートで、ガスリーも初めての走行を経験した。
 ただその後キャリアが進んでいくに連れてふたりの関係は悪化。今も同郷にもかかわらず不仲だと言われていて、ガスリーがアルピーヌに加入するという噂が立った際にも、”それは難しいだろう”という声も聞かれた。
 しかしアルピーヌは、ガスリーを獲得。不仲と噂されるふたりがコンビを組むことが決まった。オコンはこれについて、過去に難しい時期があったことは認めつつも、それを克服するためにお互い協力できると主張。それよりもフランスのノルマンディーで育ったふたりが、そのノルマンディー発祥のアルピーヌのドライバーとしてF1を戦うことは素晴らしいことだと語った。
 ガスリーと協力し合うことができるのかと尋ねられると、オコンは次のように答えた。
「もちろんそうする。そして正直なところ、これは素晴らしいストーリーだと思うんだ」
 そうオコンは語った。
「僕らはほぼ一緒にゴーカートを始めた。それだけでも、あり得ない話だ。子供の頃、ピエールとの素晴らしい思い出がたくさんある」
「それからご存じのように、僕らは少しばかり自分自身を失った。彼はその後様々なチャンピオンシップに挑み、日本にも行った。僕はヨーロッパに留まり、いくつかのチームで戦った」
「でも、協力し合って戦うのは素晴らしいことだと思う。だって僕だけじゃなく、ピエールも、このブランド(アルピーヌ)も、全てがノルマンディー出身なんだからね」
「チームをトップへと導き、ノルマンディーに優勝をもたらすことができれば、それは特別なことだ」
「僕らが創り上げることができる、素晴らしいモノがいくつもあると思う。チームのために完璧な仕事をし、共にうまく動くというのは、最低限だと思う。でも、全てがうまくいくと確信しているよ」
「F1にいる時は、常にチームメイトを倒したいと思う。それは、他のどんなチームメイトとのライバル関係でも同じさ。フランス人同士でも、フランス人とスペイン人のコンビでも関係ない。全てがうまく行っている」
 オコン曰く、既にガスリーと少し話をしたという。
「ちょっと話したよ。一緒に写真撮影をしたし、インタビューも少しあった。そして、話し合うことにも少し時間を使ったんだ。楽しくなりそうだよ」
 またオコンは、ガスリーより長くアルピーヌで働いているため、来季マシンA523の開発にも影響を与えることができるはず。その点では優位に立てるのではとの見方もある。しかしオコンは、そうは考えていないようだ。
「それは僕が気にしていることじゃない。僕にとって重要なのは、僕がやっている仕事や開発だ。そしてシンガポールで投入した新しいフロアだ」
「フェルナンド(アロンソ)も彼の考えを語っているし、僕も自分の考えを発言している。重要なのは、僕らが協力し合うことなんだ」
「確かに僕には、このチームでの経験が多くある。マシンがどのように機能するかも知っている。でもチームとしては、ピエールができるだけ早くマシンに慣れるようにさせることが重要だ」
 
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