アルピーヌF1へ移籍するガスリー、オコンとの仲に懸念なし「これは過去にあったことを清算する機会でもある」
ピエール・ガスリーは、子供の頃からの友人であるエステバン・オコンと2023年シーズンにアルピーヌでタッグを組むことは「信じられないような話」だが、ふたりにとっては過去に起きたことを「少しばかり清算する」機会にもなると述べている。
フランスのノルマンディー出身のガスリーとオコンが、生まれ故郷の近くのカートコースで経験を積んでいたのは、わずか6歳の時だ。彼らは順調にランクを上げていき、本格的にモータースポーツのキャリアを始めたが、コース内外で起きた個人的な問題のせいで仲違いした。
しかしながらガスリーには子供の頃の懐かしい思い出がある。彼は、オコンとの過去のすれ違いは過ぎてしまったことで、彼らの驚くべき運命が合わさろうとしている2023年に、アルピーヌでフランス国旗を掲げるという絶好のチャンスを台無しにすることはないと主張している。
「これは僕たちが6歳の時にチームメイトになり、故郷の近くの小さなコースでカートレースをしていたことの確率についての話だ」とガスリーは述べた。
「雪のなかでは誰も現れなかった。フリーラップのために現れたのは僕たちだけで、コースを走って自分たちを暖めようとしていたんだ」
「当時、F1にたどり着くことはただの夢だった。僕たちのうちのひとりがF1に到達することでさえほぼ不可能だと分かっていた。でもこれからはF1の同じチームで、フランスのマニュファクチャラーのためにレースをするなんて、信じられないような話だ。僕たちの関係には浮き沈みがあったけれど、これは過去にあったことを少しばかり清算する機会でもあると信じている。僕はまったく心配していない」
「僕たちは、自分たちにとって何が最善か、そしてチームにとって何が最も重要なのかということを理解するのに十分成長しているし、知性も持ち合わせている」
ガスリーは、自身とオコンの才能を束ねるだけではグリッド上でアルピーヌを押し上げられないと分かっている。ふたりは、自分たちと彼らのチームの野望を満たすために協力する必要があるだろう。
「結局のところ、僕たち全員がトップ集団で戦うという共通の目標を持っている。僕たちはみんな、表彰台と優勝を望んでいる。そのためにはチームのために協力し、チームを前進させなければならないことを分かっている」とガスリーは語った。
「僕が自然と心配していないのはそれが理由だ。協力することは自分たちの利益のためだからだ。僕たちはふたりともそのことをよく分かっているし、そのことを理解するのに十分賢く、成熟している」
アルピーヌによる日本での発表前に、オコンと話したかと尋ねられたガスリーは次のように語った。
「契約が締結されるまではそうでもなかった。その後彼に会う機会があった」
「一緒に過ごす時間があるだろうし、全然心配していない。来年の懸念事項だなんてことはまったくないよ」
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