FIA、F1日本GPでの混乱受けポイント減算システムの見直しへ。「レース再開できない場合」という条件を削除か

 

 FIAは、レース距離に応じたポイント減算システムの見直しを行なうと発表した。
 事の発端は鈴鹿サーキットで開催された前戦F1日本GP。日曜日に行なわれた決勝レースは、激しい降雨の影響により赤旗中断が続き、レース再開後も3時間という最大延長時間が適用され、予定されていた53周のうち28周しか完了できなかった。
 ただフルディスタンスの50%をわずかに超えただけの周回数に留まったものの、レギュレーションの文言上、レース距離に応じたポイント減算は”再開できなかった”レースにのみ適用されるため、今季の日本GPではフルポイントが入賞ドライバーに付与。その結果、レース勝者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がチームメイトの援護もあり、2度目のドライバーズタイトルを鈴鹿で掴むこととなった。
 ただ当初はレッドブルもフルポイントを手にできるとは考えていなかったため、フェルスタッペンもパルクフェルメでのインタビューの際に伝えられるまで、自身が2連覇したことを知らないという状況だった。その後もフェルスタッペンはチャンピオン獲得を信じておらず、表彰台の控室でも疑心暗鬼の状況だった。これにはレッドブルのみならず、他のF1チームやメディア、そしてファンは混乱を極めた。
 そうした出来事を受け、FIAはレギュレーションの見直しを行なうと発表した。
 FIAは声明の中で次のように述べている。
「日本GPでは、レース最大延長時間とポイント配分に関するF1競技規則第6.5条が正しく適用された」
「しかし次回の競技規則見直しの際に、より明確化すべくレギュレーションの文言が見直される予定だ」

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