アルピーヌF1のアロンソ、頻発するトラブルに苛立ち爆発「単なる不運ではない。戦う準備ができていないだけ」
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1メキシコGPでまたしてもトラブルに見舞われてリタイア、貴重なポイントを逃した。苛立ちを募らせたアロンソは、トラブルが多発することは、不運なわけではなく、アルピーヌ/ルノーには戦う準備がまだできていないのだと語った。
71周のレースの大半をポイント圏内で走っていたアロンソだが、エンジントラブルが発生、7番手から9番手に落ち、その後、63周でレースを終えることになった。
この5戦だけでもトラブルによるリタイアは3回目であり、メキシコGP直後、アロンソのフラストレーションは最高潮に達していた。
「14号車が止まってしまった。14号車にはいつも信頼性のトラブルが起こるんだ」とアロンソ。
「残り20周というところでシリンダー1本を失った。つまり5気筒で走り、パワーを20パーセント失った状態だった。マクラーレンとチームメイトに20秒差をつけていた。そこまでのレースはものすごくうまくいっていたんだ。オースティンと今回は、ペースの面において今シーズン、僕にとってのベスト2のレースだったと思う」
苛立つアロンソは、今シーズン、失ったポイントを再び数え上げた。
「今年は信頼性のトラブルで60ポイントは失ったと思う。今回また6ポイント落としたから、これで66ポイントだ。さらに、僕が失ったことで他のドライバーたちが余計にポイントを手に入れたことになる」
「1戦にリタイアするのは1台か2台なのに、そのうち1台が必ず14号車だ。今年僕のエンジンは5基ブローした。まずオーストラリアの予選。オーストリア(のスプリント)ではブラックアウトでスタートすらできなかった。これまでのレースの約50パーセントで本来獲得できたはずのポイントを獲得できなかった。でも今の僕たちにはどうすることもできない」
アロンソは、多発するトラブルは、単に不運によるものと片づけることはできないと述べた。
「僕たちは準備ができていないんだと思う。エンジンが走り切ることができない。僕たちのように6回も7回もエンジンを交換しなければならない場合、それは不運とは言えない。彼らは冬の間に取り組む必要があるだろうね」
アロンソは2023年にアストンマーティンに移籍することを決めた。F1キャリアのなかで3回にわたってエンストンのチームで過ごしたアロンソは、最後に最も期待に届かない時代を過ごすことになった。2003年から2006年の第一期には2回のタイトルを獲得、2008年から2009年の第二期には2勝を挙げた。しかし2021年から2022年の第三期には、今のところ2021年のカタールで表彰台に一度上ったのみで、彼の今の速さと尽きることのない野心にはまったく釣り合わないリザルトにとどまっている。
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