FIAベン・スレイエム会長、ネット上での誹謗中傷撲滅に動く「今こそ我々全員が団結し、行動する時だ」

 

 FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、インターネット上での誹謗中傷に危機感を募らせており、これを打開するため「今こそ我々全員が団結し、行動する時だ」と訴えかけた。
 今や日常生活には欠かせないモノとなったインターネット。しかし、これを誤った方向に活用する人たちがいるのもまた事実である。ネット上の、特にSNSには誹謗中傷のコメントが溢れ、中には個人を攻撃したり、脅迫文と言えるようなモノも少なくない。
 FIAのベン・スレイエム会長はこの状況を実に憂いており、motorsport.comに寄せたメッセージの中で、ネット上での誹謗中傷を直ちに止めるべきだと訴えた。
「最近、FIAの女性スチュワードのひとりであるシルビア・ベロットが殺害予告の対象となった。シルビアのようなボランティアや、我々のレースを実現するために時間を提供してくれるマーシャルやオフィシャルたちのようなボランティアが、憎しみの対象になっているのは、まったく嘆かわしいことだ」
 ベン・スレイエム会長ははそう語った。
「多くのFIAのスタッフが、この数年で嫌がらせたヘイト的投稿の標的にされてきた」
「我々のボランティア、オフィシャル、そして従業員が、このような罵りを受けていることは、まったく容認できない。我々のスポーツに、そういうモノの居場所はない。我々の精神状態、そして我々が愛する人たちの精神状態に壊滅的な影響を与える」
「私は常に、スタッフやボランティアたちのために立ち上がる。ハッキリとさせておくが、彼らがいなければ、レースは成立し得ない。こういう状況で、誰がオフィシャルのトップを務めたいと思うだろうか? 事実は明らか……こういう状況が続けば、我々のスポーツは崩壊する」
「裁定を下す者、そしてFIAの会長として、下された決断に反対する人がいることはもちろん予想している。しかし、それらの意見やコメントは尊重されるべきだ。ただ、それはますます貴重になっている」
「協力的なアプローチによってのみ、我々のスポーツにおけるこの惨劇と闘う上で、ある程度の成功を収めることができる」
 ベン・スレイエム会長は、次のようなことを推し進めていくことで、問題の解決を目指そうとしているという。
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