選手権4位を逃したマクラーレンF1。代表はリカルドのせいではないと主張「仕事をうまく進められず責任を感じる」
マクラーレンF1チームのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、今シーズンにチームの獲得ポイント数が不足して、コンストラクターズランキング4位を維持することができなかったのは、「リカルドのせいではまったくない」と述べている。
2022年のチャンピオンシップの戦いで、マクラーレンはアルピーヌに14ポイント差で敗れた。ドライバー個人では、ランド・ノリスが122ポイントをシーズン中チームにもたらしたのに比べ、リカルドの貢献は37ポイントにとどまった。
マクラーレンとリカルドは結果の改善に努力を惜しまなかったが、リカルドは常に才能あるチームメイトから遅れをとったままだった。そしてリカルドが相対的に不振にあったことが、最終的にチームにとって大きな代償となったことは間違いないだろう。
「今年4位になれなかったことを、ダニエルのせいにするつもりはまったくない」とザイドルは先週末の最終戦アブダビGP後に語った。
「結局のところ、ダニエルも我々も懸命に取り組んだものの、望む形でダニエルとの仕事をうまく機能させることができなかった。そのことについて私とチームの責任を認識している」
「チームとして、望むポイントや獲得できたかもしれなかったポイントを得ることができなかったということだ。これもこのスポーツの一部であり、来年に向けて対処と改善を行うつもりだ」
リカルドの苦戦以外にも、マクラーレンMCL35はしばしばアルピーヌA522に差をつけられていた。マクラーレンがさらに劣勢にならなかったのは、アルピーヌが信頼性の問題を抱えていたことが理由だと、ノリスはたびたび指摘している。ザイドルも同じ意見であり、アルピーヌは全体的に「より優れた仕事」をしており、コンストラクターズランキング5位という結果は「シーズン全体における我々の状況を正しく反映したもの」だと認めた。
ザイドルはリカルドが最後にいいレースをできるように祈ったが、それは感慨深い瞬間だったと明かした。アブダビGPでリカルドは13番グリッドから9位に入賞し、チームとドライバーはポジティブな形で別れを迎えることになった。
「ファクトリーでのお別れ会や、木曜日夜のチームのお別れバーベキュー、そしてここでの3日間という週末全体において、ダニエルと何かをするのはこれが最後だと分かっていたので、しみじみとした」とザイドルは述べた。
「それと同時に、週末を通して最高の結果を出すことに集中しようとした。アルピーヌにプレッシャーをかけ続けたかったからだ」
「最後にダニエルがいいレースをできるように祈った時は感傷的になったが、彼が我々のために素晴らしいレースをしてくれたことはよかったと思う。13番手からポイント圏内に上がったことは、彼自身とガレージ、そしてピットウォールの最高の働きによる最高の走りのおかげだった」
「我々は可能な限り最高の状態で締めくくることができたと思う。それがサマーブレイク時の発表以来の目標だった」
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