「フェラーリF1は2年前の状態から大きく盛り返した」ドメニカリCEO、古巣チームの安定した復調を望む
F1のCEOであり、かつてフェラーリのチーム代表も務めたステファノ・ドメニカリは、この2年間における古巣チームの大きな復調が、チーム代表のマッティア・ビノットの離脱によって頓挫しないよう望んでいる。
フェラーリは2022年シーズンを力強くスタートし、今シーズンは世界タイトルを争うことを強く望んでいた。確かにフェラーリとシャルル・ルクレールは、一時はレッドブルとマックス・フェルスタッペンに唯一対抗する相手に見えた。だが残念ながら、フェラーリの戦いは自滅と戦略ミスにより次第に台無しとなり、トップのライバルに絶望的なまでに引き離されてしまった。
それでもフェラーリは、コンストラクターズおよびドライバーズ選手権の両方を2位で終えたが、レッドブルとフェルスタッペンの両チャンピオンからは大差をつけられた。チームが逃したチャンスとオペレーションの問題から生じた結果によって、フェラーリ上層部はビノットとの訣別を決めた。
「もちろんフェラーリで2位というのは、物足りないものだ」とドメニカリは『Sky Sports F1』に語った。
「何年も前に私も同じ立場にいたが、(ビノットには)集中して彼自身を信じるようにしてほしいと思う。私はチームの力学のなかに立ち入りたくはないが、彼の今後の活躍を願っているのはもちろんだ」
フェラーリは新たなチーム代表を探しているところだ。ドメニカリは6年間にわたってフェラーリの戦いを指揮し、フェラーリが世界タイトルを獲得したシーズンの最後のチーム代表だが、フェラーリが安定して上昇し続けていくことを望んでいる。
「フェラーリが順調に進んで集中していくための、適切な策を見つけることを願っている。彼らは2年前の状態から大きく盛り返したのだ」
「フェラーリには競争力を持ってもらう必要がある。優れた強いチームと速いドライバーで、他チームと戦うのだ。(2023年には)さらに多くのチームが1位や他のポジションを争って戦うことだろう。それが夢だ」
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