リカルドのF1復帰を願うザク・ブラウン。マクラーレンでの不振は「一種の大きな謎」と語る
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、ダニエル・リカルドがチームの期待に応えられなかったことは「大きな謎」のままだと述べている。しかしブラウンは、将来“運命の巡り合わせがあれば”彼がチームに戻ってくるための扉は開いているだろうという。
リカルドは大きな野望とともに2021年の初めにマクラーレン入りし、マクラーレンも同様に実り多い関係を期待していた。その年にリカルドはモンツァでチームに優勝をもたらしたが、残りの在籍期間は期待外れの結果が続き、リカルドにしては非常に稀な場面が垣間見られた。不振の2シーズン目を過ごしたリカルドは、契約を早期に終了することに同意した。
「厳しいことだ。我々はみんなダニエルのことが大好きだ。ガレージでも無線でもMTCでも、彼は素晴らしい人柄を見せていた。だが何かがうまくいかない時はあるものだ」とブラウンはチームのウェブサイトのインタビューで語った。
「これは一種の大きな謎だ。彼には間違いなく才能がある。そのことを彼はモンツァで示した。誰もが脱落したからではない。彼はリードして勝利した。それに彼は8回グランプリ優勝を飾ってきた」
「我々の誰もにとって苛立たしいことだった。だが、モンツァでの思い出は今日に至るまで、私の30年間のモータースポーツでの思い出のなかでのお気に入りだ。それについてはダニエルに感謝しなければならない」
チームとドライバー双方が、彼らのパートナーシップの結果に戸惑いを覚えていた。だが彼らは関係を損なわずにお互いから離れた。
「彼がまたF1グリッドに立つことを私は強く望んでいる。彼もそう望んでいる。将来運命の巡り合わせがあれば、マクラーレンに来るためのドアは彼のために開かれたままだろう。彼とまたレースをしたいものだ」
リカルドはレッドブル・レーシングのサードドライバーとして控えの1年の準備をしているが、ブラウンはリカルドの後任でルーキーのオスカー・ピアストリと、日々進歩を続けているランド・ノリスとの組み合わせに、クルーたちがまた興奮していることを認めた。
「オスカーはセンセーショナルなレーシングドライバーになると思う。彼は最初の年に多くのチャンピオンシップを制している。そのことはドライバーが特別だということを常に示している」
「我々のドライバーラインアップのポテンシャルに非常に興奮しているところだ」
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