オバケがマシンに乗っていたみたい……ハミルトン、”じゃじゃ馬”W13での苦労を吐露「ある意味、僕らは成長できた」

 

 メルセデスのルイス・ハミルトンは2022年シーズンの苦戦に関して、「オバケが乗っているのではと思うほどに」マシンの調子が安定しなかったと振り返っている。
 新技術規定で迎えた2022年シーズンのF1。メルセデスはシーズン序盤に顕著だったポーパシング問題に対してアップデートを投入し、パフォーマンスの改善を目指したが、その後思うような成長曲線を描いていくことはできなかった。
 スペインGPやイギリスGP、ハンガリーGPでは力強い週末を過ごした一方で、その他の週末では失意に終わった。しかしシーズン終盤のアメリカGPの頃にはようやく事態の打開に成功。サンパウロGPではジョージ・ラッセルがチームにシーズン初優勝を届けた。
 12月22日(木)にメルセデスが公開した2022年シーズンの振り返りインタビューの中で、ハミルトンは説明のつかない現象によってアップダウンの激しい一年になったと語っている。
「最初の大きな一歩はバルセロナ。あれがマシンにはもっとポテンシャルがあるということを示す最初の吉兆だった」
 そうハミルトンは言う。
「でも、それは誤算みたいなモノだった。バルセロナでのマシンは良かったが、その後のレースは厳しかった。まるでオバケがマシンの中にいるみたいに、何度も症状が戻ってきたんだ」
「でもフランスでは、今シーズン初めてのダブル表彰台を獲得。あれは良いステップになったと思う。オースティンでも、アップデートが功を奏したね」

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