ダカールラリー3日目:アル-アティヤがステージ2勝利で総合首位サインツSr.に接近。ローブは3度のパンクに泣く
サウジアラビアを舞台に開催されているダカールラリー2023。大会3日目となる1月2日(月)には、シーキャンプ~アルーラのステージが行なわれた。今大会で4番目に長いこの430kmのステージでは、2022年大会の覇者であるトヨタのナッサー・アル-アティヤが、1分34秒にまで開いたオーバードライブのエリック・ファン・ローンとの差を最終区間で詰め、14秒差でステージ優勝を果たした。
このステージ優勝により、アル-アティヤは総合首位に立つアウディのカルロス・サインツSr.から2分12秒差の総合2番手に浮上した。
開幕ステージを制したサインツSr.はステージ2で最初の出走。砂浜から岩山を越え、狭い道を行く最も過酷なコンディションの中、先陣を切ることとなった。結果としてサインツSr.は、アル-アティヤとファン・ローンに次ぐ3番手。アル-アティヤからは5分5秒遅れでのゴールとなった。
しかし、この日の最大の敗者はバーレーン・レイド・エクストリームから参戦しているセバスチャン・ローブ。ステージ2では3度のパンクに見舞われ、アル-アティヤから1時間26分38秒遅れでのゴールとなった。
その結果、ローブは総合2番手から一気にトップ30圏外にまで順位を落とすこととなった。
「本当にひどい一日だった。3回のパンクで多くの時間を失った」
そうローブは語る。
「僕としては、全くもってドライビングを楽しめなかった。岩がゴロゴロ転がっていて、本当にひどかった」
「パンクを避けるために、とにかくゆっくり走るしかなかった。それがこのステージ唯一の目標だったのに、結果的に3回もパンクしてしまった」
「タイヤをひとつ修理する必要があって、時間がかかってしまった」
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