ダカールラリー14日目:セバスチャン・ローブが怒涛のステージ6連勝を達成。アル-アティヤが総合優勝を目前に

 

 ダカールラリー2023の大会14日目、ステージ13が行なわれた。このステージはセバスチャン・ローブ(バーレーンレイド・エクストリーム)が制し、ステージ連勝記録を6に伸ばした。
 ステージ13はこの大会中最短の距離となるシェイバ-アル・ホフーフ間の154kmを舞台に争われた。ここを終えるといよいよ最終ステージとなるステージ14が待ち構えている。
 ダカールラリー2023の後半戦ではローブが怒涛の連勝を続けており、それはステージ13でも変わらなかった。ローブはこの短い154kmのステージでその連勝記録を6に積み上げた。ステージ2位にはトヨタのナッサー・アル-アティヤ、3位にはマティアス・エクストローム(アウディ)が続いている。

 ステージ13は前述のように今年のステージでも最も短い距離だが、優勝したローブは2位のアル-アティヤに対して5分28秒のリードを築いている。
 そしてローブは今回の勝利で、元プジョーのアリ・バタネンを追い抜いてダカールラリーの最多ステージ連勝記録を更新。ダカールラリーのステージ勝利数はこれで7としており、この数は2011年にカルロス・サインツSr.が記録して以来となるものだ。
 ただ、このステージ連勝はアル-アティヤが保守的なアプローチをとっているということも大きな要因だ。総合首位に立つアル-アティヤはすでに1時間以上の非常に大きなリードを築いており、リスクを冒さずに各ステージで堅実な走りを続けている。
 最終ステージを前に、総合首位のアル-アティヤが持つリードは1時間21分42秒となっている。ステージ14は417kmと距離は長くなるが、このリードはほぼ“無敵”とも言えるだけのもので、アル-アティヤのダカール2連覇は目前となっている。
 一方でステージ連勝中のローブも準優勝への歩みを着実に固めており、3番手のルーカス・モエラス(プロドライブ)に対する差を約14分にまで広げている。4番手以下との差は1時間以上あり、最終ステージでは波乱が起きなければ、大きな順位変動は見込まれづらいと言えるだろう。
2023ダカールラリー(ステージ13終了時)

Position

Driver

Car

Time …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです