ウイリアムズF1が2023年型マシン『FW45』のカラーリングを初公開。ガルフがオフィシャルパートナーに就任

 

 2月6日、ウイリアムズ・レーシングは、2023年シーズンを戦う新マシン『FW45』のカラーリングを発表した。ウイリアムズは今年、アレクサンダー・アルボンとルーキーのローガン・サージェントを起用する。

 2022年のウイリアムズはF1で3シーズン目を迎えたニコラス・ラティフィと、メルセデスに移籍したジョージ・ラッセルの後任として加入したアレクサンダー・アルボンを起用。この年のFW44の競争力は決して高くなかったが、アルボンは3戦目のオーストラリアGPでウイリアムズでの初入賞を記録し、その後マイアミで2度目の入賞を果たした。

 シーズン後半には、そのアルボンがイタリアGPで急性虫垂炎と診断され、土曜日以降の出場をキャンセルした。代役を務めたのはメルセデスのリザーブドライバーであるニック・デ・フリースで、金曜日にはアストンマーティンからフリー走行に参加したものの、急遽土曜日からウイリアムズのマシンに乗ることになった。デ・フリースは予選でラティフィを上回る13番グリッドを獲得し、決勝では9位に入賞している。

 最終的にアルボンは3度の入賞を果たし、4ポイントを獲得した。一方ラティフィは9月に2022年限りでチームを離れると発表。10月の日本GPで9位に入賞したが、この年の入賞は1回のみとなった。

 ラティフィの後任としてチームに加入したのは、アメリカ人のサージェントだ。サージェントはFIA F3に参戦していた2021年にウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加入。2022年はFIA F2に昇格し、シーズン後半には母国アメリカでFP1に参加した。F2をランキング4位で終え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したサージェントは、スーパーライセンスの取得条件を満たし、ウイリアムズのシートを掴んだ。アメリカ人ドライバーのF1参戦は、2015年のアレクサンダー・ロッシ以来となる。フル参戦は、2006年のスコット・スピード以来のことだ。

 そしてウイリアムズは、このオフの間に組織体制が変わったチームのひとつでもある。シーズン終了後の12月、チームのCEOおよびチーム代表を務めたヨースト・カピートと、テクニカルディレクターのフランソワ-グザビエ・ドゥメゾンが離脱。チーム代表の後任として加入したのは、昨年までメルセデスの戦略責任者を務めていたジェームズ・ボウルズだ。

 そんなウイリアムズの新マシン『FW45』のカラーリングは、2022年同様にブルーを基調にしたものだ。また石油会社『ガルフ』がウイリアムズのオフィシャルパートナーに就任したことことも明らかになり、マシンにもガルフのロゴがついている。

 2022年はコンストラクターズ選手権で最下位に戻ってしまったウイリアムズ。2023年は、経験のあるドライバーのアルボンと新人のサージェントというペアで、最下位からの脱出を目指したいところだ。

ウイリアムズF1が2023年型マシン『FW45』のカラーリングを初公開。ガルフがオフィシャルパートナーに就任
『ガルフ』がウイリアムズのオフィシャルパートナーに就任

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