アルファロメオF1、スイスの広告法に違反した可能性が浮上。新スポンサー『ステーク』のロゴが物議に

 

 アルファロメオF1チームは、2023年新車発表会でスイスの厳格な広告法に違反した可能性があり、スイス当局ともめることになるかもしれない。

 アルファロメオは、印象的な赤と黒の新しいカラーリングの新車『C43』を発表した。マシンにはアルファロメオの新タイトルスポンサーで、オンラインカジノとスポーツベットのプラットフォームである『ステーク』のロゴがあった。アルファロメオは、キュラソーに本拠を置く同社との関係を、「世界でも指折りのエンターテインメントおよびライフスタイルブランドとの、記録的なタイトルパートナーシップ」だと述べた。

 オンラインカジノ、ギャンブル、賭博サイトに対する世界的な広告規制により、ステークのロゴは限られたレースでしか見ることはないだろう。だが『Blick』によると、チューリッヒにあるスイスの放送局のスタジオからステークのロゴのついた新車の発表会が放送されたことで、スイスの広告法に違反した可能性があるという。

 スイスの連邦賭博委員会(ESBK)事務局副局長のルエディ・シュナイダーは、アルファロメオのイベントと潜在的な過失は、チームに対する刑事告発につながる可能性があると述べている。

「ESBKがこのケースを認識して捜査を開始した場合、刑事責任を負う可能性がある」とシュナイダーは『Blick』に語った。

 しかしながらアルファロメオF1チームは、ステークがスイス連邦から除外されることで、チームがリスクにさらされることはないと考えている。

「ステークは彼らの賭博事業について、スイス市場はターゲットとしていないと認めている」とチームは『Blick』に語った。

「ドメインはスイス国内ではブロックされており、ステークのサービスにスイスのユーザーがアクセスできないようにさらなる措置が取られている」

「チームとして、我々は適用されるすべての現地法とFIAレギュレーションを常に遵守している」

アルファロメオF1チーム・ステークの2023年型マシン『C43』(フロントノーズとウイングに入れられたロゴ)
アルファロメオF1チーム・ステークの2023年型マシン『C43』(フロントノーズとウイングに入れられたロゴ)
アルファロメオF1チーム・ステークの2023年型マシン『C43』
アルファロメオF1チーム・ステークの2023年型マシン『C43』

 別の話だが、『Sky F1』のマーティン・ブランドルは、今シーズンのアルファロメオと彼らの新車についてある予測をしている。ブランドルはC43の新しいカラーリングを気に入ったが、この色のコントラストはテレビ画面で見づらいのではないかと懸念している。

「リヤウイングの後ろがいい感じだ」とブランドルはツイッターでコメントした。

「この新しい軽量カーボン仕上げは、F1で急速に普及しつつある。今年は重量制限が2kg落ちた。以前はほとんどのチームが苦戦していた。でもこのマシンは、曇りの日にはテレビやトラックサイドから見づらくなるだろう」

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