フェラーリ640、F2012の走行が決定! 自然吸気V12&V8エンジンサウンドを聴き逃すな:鈴鹿サーキット・モータースポーツファン感謝デー

 

 鈴鹿サーキットで3月4〜5日にかけて行なわれる鈴鹿サーキット・モータースポーツファン感謝デー2023で、フェラーリの歴史的F1マシン2台が走行を披露することが分かった。フェラーリ640(F189)とフェラーリF2012である。いずれも自然吸気エンジン搭載のマシンで、鈴鹿の空に甲高いフェラーリ・サウンドが響き渡ることだろう。
 フェラーリ640は、1989年のF1マシン。現在では当たり前になっているセミオートマチックシフトを採用したマシンであり、F1の歴史を語る上で欠かすことができない1台。また、流れるようなラインを描くそのボディから、歴史上最も美しいマシンとも言われている。そして搭載されているのはフェラーリの自然吸気V12エンジン。今のモータースポーツでは使われていないこのエンジンが芸術的なサウンドを響き渡らせる。
 640は現役当時、ナイジェル・マンセルとゲルハルト・ベルガーがドライブ。3勝を含む9回の表彰台を獲得した。しかしそれ以外はリタイアか失格、欠場という極端な成績……つまり前述のセミオートマチックシフトの信頼性が不足しており、トラブルが頻発したのだった。
 ただ美しいマシンであるのは間違いなく、一見の価値ありだ。なお2018年の鈴鹿モータースポーツファン感謝デーでも、走行を披露している。
 またフェラーリF2012は、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが2012年シーズンにドライブ。アロンソはシーズン前半に3勝を上げるなどランキング首位となった。しかし後半には表彰台7回を獲得するも優勝には手が届かず、さらに2度のリタイアもあってランキング首位の座を明け渡し、3ポイント差でタイトル獲得を逃した。マッサは成績の面では大きく低迷し、表彰台を2回獲得するのがやっとで、ランキング7位に沈んだ。
 ただリタイアはアロンソの2回、マッサの1回のみであり、いずれも接触によるもの。驚異の信頼性を発揮した。
 搭載されているのは自然吸気のV8エンジン。640のV12と共に、素晴らしいエンジンサウンドを奏でることだろう。
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