メルセデス、ジュニアプログラムの2023年ラインアップを発表。最年少は12歳のカート選手
メルセデスは、12歳のカート選手であるケンゾー・クレイギーを含む、7名のドライバーからなる2023年の強力なジュニアプログラムを発表した。
イギリス・エプソム出身のクレイギーは、2022年のカデットクラスを席巻し、アルティメットカーティング選手権シリーズ、ブリティッシュ・カートマスターズ(GPプレート)、ブリティッシュ・カーティング選手権(Oプレート)で勝利を挙げ、同選手権を2位でフィニッシュした。クレイギーは今後ジュニアクラスにステップアップし、イギリスおよびインターナショナルRotaxとIAMEカテゴリーに参戦する。
カート選手からFIA F2レーサーまで、メルセデスは今シーズンに多様な才能の持ち主たちを支援している。昨年ARTグランプリでF2に昇格したデンマーク出身のフレデリック・ベスティは、同シリーズに留まるが、チームはプレマに移る。
エストニア出身のポール・アーロンはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権から昇格し、プレマからFIA F3選手権に参戦する。高い評価を受けているイタリア・ボローニャ出身のアンドレア・キミ・アントネッリは、2019年にメルセデスのジュニアプログラムに加入して以来、上昇を続けている。2023年にアントネッリはステップアップして、アルピーヌからフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に参戦するが、すでに中東での同シリーズではタイトルを獲得している。
メルセデスはまた、ジャマイカ出身の若いカート選手アレックス・パウエル、中国出身のユアンプー・クイ、スペイン出身の女子レーサーであるルナ・フルクサも擁している。
「我々のジュニアドライバーたちが今シーズンにどのような成長を遂げるか楽しみだ」とメルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは述べた。
「2022年には印象強いパフォーマンスを見ることができた。我々は今後も彼らの成長を支援していく」
「彼らの成長について最近励みとなった実例は、キミがフォーミュラ・リージョナル・ミドルイーストでタイトルを獲得したことだ」
「我々のジュニアドライバーたちは、それぞれがまったく異なるものの、非常にエキサイティングな若いキャリアの段階にある。プログラムにとってまたしてもポジティブな年になると確信している」
ここ数年そうであったように、メルセデスのジュニアプログラムはドライバー育成アドバイザーのグウェン・ラグリュが監督と運営を行う。
「2023年には、我々のジュニアプログラムのドライバーたちは、ほぼすべてのレベルのF1直下カテゴリーに参戦する」とラグリュは指摘した。
「またしても力強いシーズンと、前向きな進歩の年になるだろうと、我々は楽観視している」
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