オコン、F1プレシーズンテストで新車A523に好感触「進むべき方向性が見えた」ポーパシングの問題は否定
アルピーヌのエステバン・オコンは、3日間のF1プレシーズンテストを終えて、まだ取り組まなければならない問題が残っているとしつつも、2023年型マシン『A523』から好感触を得たと語った。
バーレーン・インターナショナル・サーキットで2023年シーズンのプレシーズンテストが行われたが、アルピーヌのテストは比較的目立たないものだった。とはいえアルピーヌは全長5.412km、15のコーナーを持つこのコースで354周を走り、オコンとピエール・ガスリーが均等に走行を分担した。
両ドライバーともペースを重視していなかったため、3日間ともタイムシートの上位に食い込むことはなかった。しかしオコンにとって、それは重要なことではなかった。
テスト最終日の夕方、オコンは「この3日間で学ぶべきことはたくさんあった。様々な分野をカバーするためにいい仕事をしたのは間違いない」と語った。
「僕たちは様々なセットアップやタイヤの選択を試した。戦略面では、何がうまく機能するのかということについていい感触を得た。このおかげで進むべき方向性が見えた。これから数日間はデータを見て、みんなでディブリーフィングをすることになる」
「コーナーへの進入を攻めるのに、マシンは(コーナーの)入り口でより安定している。かなり自信を持てるし、バランスも格段によくなった」
「タイヤに関しては、フロントがいっそう長持ちするようになったのがいい驚きだ。バランスの点では、エントリーもブレーキングもかなりいい感じだと思う。マシンはとてもいい」
オコンは、まだチームが取り組まなければならない問題のある分野があることを認めた。それに関するメディアからの質問には「弱点は自分たちのなかにしまっておくよ」と答えたが、ひとつオコンが明かしたのは、映像ではストレート上でマシンが跳ねているように見えたが、アルピーヌのマシンにはいかなるポーパシングの問題もなかったということだ。
「極めて厳しいドライブを試していたのを捉えたのだと思う。でもそれは事実ではない。僕たちは完全にコントロールしている」
「普段できないこと、レース週末ではやらないようなことをテストできる。もし僕たちが望むなら、マシンにポーパシング現象を起こすことができる。それを望まなければ、快適なクルマにすることもできる。問題ないよ」
またオコンは、フェルナンド・アロンソの後任として加入したガスリーと仕事をするのに問題はなかったと述べた。過去には両者の間で衝突があったかもしれないが、今ではチームメイトでありそういうことはないという。
「今のところ、僕たちはお互いに助け合っている。僕たちがプッシュしたいと思っている基本的な方向性は同じだ」
「彼が(何かに)気付いたり、あるいは僕が気付くことだってある。そして僕たちは『ああ、そうだ。これが本当に正しいんだね』と言うんだ。僕のことについても同じことを言う時がある。とてもいいことだ」
「ピエールとは相性はいいと思う。彼はとても速いドライバーだ。レースで優勝していて、僕と同じ2021年には表彰台にも乗った。とても速くて、安定して予選では5番手か6番手あたりにいる。とても印象的だった」
今週末の開幕戦バーレーンGPに向け、オコンは、ガスリーとともにいいシーズンを過ごせるはずだと語った。
「開幕戦に向けて、間違いなく彼は準備が整っているだろう。ともにいいシーズンになるはずだ。素晴らしい結果を出すために、僕たちにできる最高のレベルで戦えるようチームをプッシュするつもりだ」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです