F1 Topic:ストロール、負傷した右手首の現状を明らかに「ちょっと痛みはあるがドライビングに問題はない」

 

 アストンマーティンは3月2日、ランス・ストロールが2023年F1第1戦バーレーンGPに出場することを正式に発表した。トレーニング中の事故により右手首を負傷し、プレシーズンテストを欠席したストロールだったが、ドライビングには問題ないといい、手首の現在の状態や出場を決めた理由などについて語った。

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──手首の状態はどうですか?
ストロール:自転車がパンクして手首から落ちて骨折したんだ。それで右手首を手術して、いまは金属のネジで固定している。

──左手もテーピングしているようですが?
ストロール:左手は骨折していない。打撲したので、テーピングしているだけだよ。

──金属のネジはいつ外れますか?
ストロール:医師からは『様子を見てから』と言われている。もちろん、外すこともできるけど、入れたままでも問題はない。だから、いつ外すかは決めていない。

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事故後、ストロールは右手首を手術。現在は金属のネジで固定されているという

──なぜ出場を決めたのですか?
ストロール:ケガしたときは、『マジか!!』と思ったし、これで開幕が遅れるかもしれないと、精神的に少しタフだったけど、医師が適切な処置をしてくれ、『出場できるかもしれない』と言ってくれて、懸命にリハビリをして備えてきた。先週の月曜日(2月20日)に手術して、木曜日(2月23日)からリハビリを開始して、この4、5日は、日に日によくなってきている。セッション開始まで、まだ20時間ぐらい。いまは1時間、いや1分ごとに大きく回復している実感があるから、心配はしていない。

──シミュレーターには乗りましたか?
ストロール:昨日(3月1日)乗ったよ。ステアリングを左右に切って、ロック・トゥ・ロックも試したけど、問題なかった。バンプや縁石にも乗ってみたけど、いい感じだった。もちろん、まだちょっと痛みはあるけど、ドライビングに問題はない。

──体調が万全になってから、出場するという選択肢はなかったのでしょうか?
ストロール:確かに、判断は簡単ではなかった。理想的ではない状況だってことも承知している。今年のF1は長く、まだ23戦もあるから、開幕戦に出られなくても、まだ取り返しはつく。でも、F1に限らず、どのスポーツも、アスリートというのは体に多少の違和感を覚えながら、戦っているはずだ。もちろん、出場することで危険性がさらに上がると感じたら、出場すべきではないけど、僕は出場するのは問題ないと感じたから、レースをすると決めただけだ。

──チームやフェルナンド・アロンソからは新車についての情報はシェアできていますか?
ストロール:テストのときから情報はシェアしている。だから、『出たい』と思ったんだ。いまは新車を走らせるのが待ち遠しい。

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2023年F1第1戦バーレーンGP サーキットに到着したランス・ストロール(アストンマーティン)

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