MotoGPファクトリーチームには新型ECU供給……しかしサテライトチームは旧型のまま? 理由はコスト問題だとドルナ&マレリが声明
motorsport.comは先週、MotoGP最高峰クラスのサテライトチームには、新型のECUが届いていないということを報じた。この背景にはコスト面の問題があったようで、各メーカーの要請に沿う形で、使われるECUに差が生じたということのようだ。
MotoGPで使用されるECUは現在、レギュレーションによってマネッティ・マレリ製のパーツ(IPS-160)に共通化されている。これまでそのユニットはAGOと呼ばれてきたが、2023年シーズンを前にアップデートが行なわれ、BAZと呼ばれるモデルへと切り替えられる事になった。
しかしこの新型ECUはファクトリーチームにのみ供給されている状況であることが、調べにより判明した。当初この問題は、半導体不足に起因するモノであると見られていたが、MotoGOを運営するドルナとマネッティ・マレリが新たに声明を発表。状況を説明した。
発表によると、ファクトリーチームとサテライトチームで使うECUに違いが生じたのは、コスト問題に起因するモノであり、メーカー側から要請があったからだという。
「グリッドに新しく並ぶバイクは新型ECUを使用する。そしてメーカーは、旧型ECUをそれ以前のモデルに使用し続けることを要請してきた」
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