角田裕毅、初日13番手「ライバルから少し遅れているが、前戦よりは楽にQ2に進めそう。目標はQ3進出」/F1第2戦
2023年F1サウジアラビアGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=10番手/2=13番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは初日を振り返り、次のように語った。
「バーレーンとサウジアラビアの間に、エンジニアが大量の分析を行った結果、セットアップに関し、このトラックで試す興味深い方向性が見つかった。サウジアラビアのコース特性はバーレーンとはかなり異なり、より効率的なマシンであること、高速でのパフォーマンスが優れていることが求められる。いくつかの面で、我々のマシンとの相性はこのトラックとの方が良いと予想してきた」
「FP1では裕毅に多数の空力テストを行ってもらうことを計画し、それを完了するためにガレージでの時間をいくらか犠牲にしなければならなかった。しかしそれは開発を助けるために重要なことだ」
「バーレーンと同様に、FP1はFP2よりかなり気温が高く、学んだことをFP2の低い気温のコンディションに適用する必要があった。セッション間で風がかなり弱まったため、マシンの安定性が増した。FP2ではソフトタイヤでのショートラン・パフォーマンスを最大化するための方法を理解することが重要だった。最初のアタックラップではそれができなかったが、その点を改善するために今夜取り組む」
「その後、ソフト寄りのコンパウンドでのグレイニングに焦点を移した。これは2022年に抱えた大きな問題だったのだ。しかしこの点で一歩前進したように思う。今日集めたデータを利用して、日曜に向けた最適な戦略とタイヤ選択を見つける必要がある」
「全体的に満足いく一日だった。中団は全体的にかなり接戦になっているが、我々のマシンにはここではそのグループで戦う力があると思っている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=10番手(1分31秒110:ソフトタイヤ/25周)/2=13番手(1分30秒776:ソフトタイヤ/30周)
サーキットの特性自体はあまり変わっていませんが、視界の面ではより安全になりました。
今日のプラクティスで分かったのは、僕たちは、コンスタントに10番手を争っているマシンから少し遅れているということです。でもあと一日あるので、すべてをうまくまとめたいと思います。
FP1とFP2で大きな問題はなかったものの、マシンのパフォーマンスをもっと向上させる必要があることは分かっています。予選の目標はQ3進出ですが、前回のバーレーンの時よりも明日Q2に進める可能性は高いです。
今夜すべてのデータを分析し、パフォーマンスを改善する方法を探ります。タイヤのデグラデーションは予想していたほど悪くないので、全力でプッシュすることができます。
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