FIA、2025年以降のF1単一タイヤサプライヤーの募集プロセスを開始

 

 FIAは、2025年に向けてF1にタイヤを供給する単一サプライヤーを募集するための手続きを開始した。現在のピレリは2011年以来、F1にタイヤを供給しており、現契約期間は2024年末までとなっている。

 新たなタイヤサプライヤー契約の期間は、2025年から2027年までの3年間と2028年のオプションとされている。今回の入札で契約を勝ち取ったサプライヤーは、F1に加えて、FIA F2およびFIA F3選手権にもタイヤを供給する。現在F2とF3へのタイヤ供給も行っているピレリは、2025年以降への契約延長を望んでいるものとみられる。

2023年F1第2戦サウジアラビアGP ジェッダ・ストリート・サーキットに飾られたピレリの看板
2023年F1第2戦サウジアラビアGP ジェッダ・ストリート・サーキットに飾られたピレリの看板

 FIAが将来のタイヤ供給契約においてサプライヤーに求める製品上の条件は現行契約と同じである一方、入札を行うメーカーには環境の持続可能性についての条件も示された。新サプライヤーは、製品のライフサイクルを通じての環境持続可能性の向上を実践する必要がある。

「これらの目標は商業権保有者およびチームとの協議において合意されたものであり、広い作動領域を確保し、オーバーヒートを最小限に抑え、デグラデーションを低くすると同時に、戦略のバリエーションの可能性を生み出すように設計される」とFIAの声明には記されている。

「その他の技術的なアップデートには、検査手順の効率を向上させるため、タイヤに電子的な識別機能を持たせるという要求が含まれる」

 FIAは6月中旬ごろに、正式なサプライヤーを発表するものとみられている。

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